問題 20|50代の資格挑戦・学習記録 #101
部門ごとに予定配賦率を求めて、各指図書に配賦する──
前回は、第6章「部門別個別原価計算」から、相互配賦法による補助部門費の配賦について学んだ。
今回は、その続きとして「部門別予定配賦率」と「指図書別予定配賦額」を求める問題に取り組む。
製造間接費を予定配賦するという考え方自体は、これまでにも学んできた。
今回はそれをさらに部門ごとに分け、
「第1製造部門ではいくら」
「第2製造部門ではいくら」
というように、それぞれの予定配賦率を求めてから、各製造指図書に配賦していく。
ポイントは、
部門ごとに予定配賦率を計算する
ということである。
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😸問題20 部門別予定配賦率と指図書別予定配賦額
次の資料にもとづいて、
⑴ 部門別予定配賦率
⑵ 指図書別予定配賦額
を計算する。
当工場は製造間接費を部門別に予定配賦しており、配賦基準には「機械作業時間」を使用している。
[資料]
⑴ 補助部門費配賦後の製造間接費年間予算
|第1製造部門|第2製造部門
製造間接費年間予算|420,000円|156,000円
⑵ 年間予定機械作業時間
|第1製造部門|第2製造部門
年間予定機械作業時間|6,000時間|2,000時間
⑶ 指図書別の実際機械作業時間
|第1製造部門|第2製造部門
指図書No.501|280時間|100時間
指図書No.502|240時間|50時間
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😸⑴ 部門別予定配賦率を求める
まず、それぞれの製造部門について予定配賦率を求める。
基本となる式は、
予定配賦率 = 製造間接費年間予算 ÷ 年間予定機械作業時間
である。
第1製造部門
420,000円 ÷ 6,000時間
= @70円
第2製造部門
156,000円 ÷ 2,000時間
= @78円
したがって、部門別予定配賦率は、
第1製造部門:@70円
第2製造部門:@78円
となる。
ここでは、二つの製造部門をまとめて計算するのではなく、それぞれの部門について別々に予定配賦率を求めることがポイント。
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😸⑵ 指図書No.501の予定配賦額
次に、先ほど求めた部門別予定配賦率を使って、各指図書への予定配賦額を計算する。
指図書No.501の実際機械作業時間は、
第1製造部門:280時間
第2製造部門:100時間
なので、
第1製造部門
280時間 × @70円
= 19,600円
第2製造部門
100時間 × @78円
= 7,800円
これらを合計すると、
19,600円 + 7,800円
= 27,400円
したがって、
指図書No.501の予定配賦額:27,400円
となる。
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😸指図書No.502の予定配賦額
同じようにNo.502も計算する。
実際機械作業時間は、
第1製造部門:240時間
第2製造部門:50時間
である。
第1製造部門
240時間 × @70円
= 16,800円
第2製造部門
50時間 × @78円
= 3,900円
合計すると、
16,800円 + 3,900円
= 20,700円
したがって、
指図書No.502の予定配賦額:20,700円
となる。
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😸今回のポイント
今回の問題は、計算そのものはそれほど複雑ではなかった。
流れを整理すると、
① 部門ごとの年間予算を年間予定機械作業時間で割る
↓
② 部門別予定配賦率を求める
↓
③ 各指図書の実際機械作業時間に予定配賦率を掛ける
↓
④ 各部門の配賦額を合計する
となる。
つまり、
「部門ごとに率を出す → 指図書ごとに掛ける → 最後に合計する」
と考えれば分かりやすい。
解答
⑴ 部門別予定配賦率
第1製造部門:@70円
第2製造部門:@78円
⑵ 指図書別予定配賦額
No.501:27,400円
No.502:20,700円
部門別個別原価計算では、製造間接費を工場全体でひとまとめにするのではなく、製造部門ごとに分けて計算する。
そのため少し手順は増えるが、
「どの部門で、どれだけ製造間接費がかかったのか」
をより細かく製品原価に反映できる。
今回の問題では、その仕組みがかなり分かりやすく確認できた。
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