2024年3月

制心術
伝統と革新

武術には数千年以上の長い歴史があり、正統を継ぐ者と、革新に挑む者がいる。 制心道にも武の側面がある。 制心道は、道家武術の流れの末端にあり、心意派による革新を継ぐ意志がある。 その革新とは、中国武術の特色とされてきた套路 […]

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制心術
究極の対打撃防御訓練

打撃に対する防御を完璧に近づけていくには、推手を繰り返すのが最も合理的だ。 推手の取り組み方を間違わなければ、攻防一致の反応、動きも身につけていける。 ただし、基礎となる姿勢や身体能力、俊敏性や正確性などは、站樁(タント […]

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制心術
実戦に強くなるには

私が道家武術(心意派)を選んだ理由としては、「実戦に強い」ということと「套路(トウロ≒型)」がないということがある。 型や理論が多いと極一部の天才か実戦経験豊富な者以外は、練習することで逆に弱くなる恐れがある。 心意派の […]

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制心術
制心術と「気」

日本語には「気は心」という言葉があるように、実生活における「気」という語には、意識や心といった意味合いが強い。 他方、中国武術やそれに由来すると思われるフィクションにおける「気」は不可思議なパワー、エナジーとして捉えられ […]

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制心術
最新の実践東洋哲学

中国武術には、中国発祥の道教・道家哲学がベースの拳法を「内家拳」、国外(インド)発祥の仏教がベースの拳法を「外家拳」とする分類がある。 このように、「内家拳」という呼称は中国が基準であるため、私は「道家武術」という呼称を […]

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制心術
稽古の静と動について

道家武術の訓練は、その大半が「静」である。 これは「気」を感じ、養うためであるが、なかなか理解され難い。 だが、この「静」の訓練によって「動」が変わる…俊敏でキレがあり柔らか、滑らか、強靭な動きと成る。 「動」の訓練のみ […]

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制心術
護身武術としての制心術

制心術には護身武術としての側面もある。 ゆえに中途半端に取り組むべきでない。 養生のためだけ、少し趣味として学ぶのも良い。 しかし、本当に使える護身術を身につけようとする人は、より真剣に取り組むべきだろう。 護身武術はス […]

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制心術
道家武術の修行法

道家武術の修行法は、站樁(タントウ:立禅)に象徴されるように、動きが観えにくく(静的)地味なものが多い。 地味な練習はその意味や効果が理解され難く、継続が容易ではない。 しかしその困難を乗り越えて長期間続けると、足腰体幹 […]

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制心術
真技に至るには

武術の真技を修めるには、単純な突き、蹴りの練習をしているだけではいけない。 剛直な攻撃技は筋力の衰えと共にキレや速さを失い、若いものに及ばなくなる。 これとは逆に柔軟で精密な動きは生涯伸ばすことができる。 コツとしては、 […]

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制心術
文武両道

文武両道を志すのは簡単なことではない。 しかし文と武は両輪のようなもので、バランス良く鍛えることで安定し、真っ直ぐ進めるようになる。 制心術には文武両道の要素がある。 「文」は学問・芸術・教養などで、宇宙哲学、感覚と表現 […]

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