制心術
害悪は可及的速やかに遠ざける
我慢こそ美徳──? そう躾けられて育った日本人は多い。嫌なことにも耐えるべき。苦しい人間関係も簡単に切ってはいけない。多少の無理は成長の糧になる。もちろん、それ自体が完全に間違っているわけではない。実際、短期的な不快や困 […]
武術は最強の積立保険投資
武術はコスパが悪い──? そう思われることは少なくない。強くなるまで時間がかかる。地味な反復も多い。スポーツのように派手な成果がすぐ見えにくい。まして現代日本では、実際に戦う機会などほとんど無い。そのため、「そんなものに […]
気と身体を丁寧に扱う
気と身体こそあなたの神である── 気と身体は、別々ではない。切り離すことのできない一つの集合体でありエネルギーである。身体の状態はそのまま気の状態に現れ、気の乱れは身体の不具合として苦痛となる。ゆえに病体ではなく病気とい […]
武術には女性性も必要な理由
武術には男性的なイメージがつきまとう。力強さ、速さ、攻撃性、勝敗への執着。どれも間違いではないが、それだけでは武術の本質には届かない。なぜなら、武術とは単なる力の競い合いではなく、状況に応じて最適な動きを引き出す技術だか […]
心は身体の抽象であり、身体は心の具象である
心は欲求の束であり、それは身体に由来する抽象である。身体はその心の具象化物である。 現代の西洋自然科学において、心と物質では、物質が先であるとされる。宇宙の始まりにおいて、物質が先に立ち、心は後に生まれた、と。東洋宇宙哲 […]
世界一シンプルな「良い姿勢」の作り方
良い姿勢とは何か──多くの人が知っているようで、実は曖昧なままでいる。 背筋を伸ばす、胸を張る、顎を引く。そういった説明はよく見かけるが、それらを全部同時にやろうとすると、どこかに無理が生じる。結果として、頑張っているわ […]
心身は鍛えるのではなく、使いこなすもの
多くの人は、心や身体を「鍛えるもの」だと思っている。だがこれは半分正しく、半分間違っている。 もっと強く、もっと速く、もっと我慢強く。足りないものを足し、弱い部分を補い、限界を押し上げていく。その方向で努力を重ねている人 […]
武術にはスポーツと違う良さがある
武術とスポーツは似ているようで、本質はまったく異なる── どちらも身体を使い、技術を磨き、勝敗や優劣が語られる場面もある。しかし、その目的と構造を見ていくと、両者は根本から違う方向を向いている。スポーツはルールの中で能力 […]
スペックで負けてても戦いには勝てる
その差は、絶対に覆せない──? 相手の方が体格がいい、経験がある、頭もいい、環境にも恵まれている。そうした「スペックの差」を前にすると、多くの人は最初から勝負を諦めてしまう。しかし、それは本当に絶対的な差なのだろうか。結 […]










