ザクやジムの原価はこちらで|50代の資格挑戦・学習記録 #36

ガンダムは個別、量産機は総合──

今回学んだのは、「総合原価計算」の基本である。

これまで学んできた個別原価計算では、ガンダムのような試作機や特注品をイメージしながら、一つひとつの製品ごとに原価を計算してきた。

しかし、世の中には毎日同じものを大量に作る工場も数多く存在する。

例えば飲料や食品、ネジや電池、そしてガンダムの世界ならザクやジムのような量産機である。

同じ規格の製品を大量に作る場合、すべてを一つずつ個別に計算していては手間がかかりすぎる。

そこで使われるのが「総合原価計算」だ。

総合原価計算では、まず1か月間に完成した製品全体にかかった原価をまとめて計算する。この合計を「完成品原価」という。

今回の例では、当月に100個の製品を作り始め、その100個すべてが当月中に完成した。そして、その製造原価は25,000円だった。

つまり、完成品原価はそのまま25,000円になる。

次に、その完成品原価を完成した数量で割れば、製品1個あたりの原価、つまり「完成品単位原価」が求められる。

25,000円 ÷ 100個 = 250円。

したがって、今回の製品1個あたりの原価は250円となる。

考え方はとてもシンプルだ。

まず工場全体でかかった費用を集計し、その後で完成した個数に均等に割り振る。

まるで飲み会の会計を参加人数で割り勘するような感覚である。

もちろん現実には、月末時点でまだ完成していない製品が残ることも多い。その場合は今回より少し複雑な計算になるようだ。

まずは「完成した分を完成した個数で割る」という総合原価計算の基本をしっかり押さえておこう。



簿記の雑学|なぜ「総合」なのか?

英語では総合原価計算を Process Costing と呼ぶことが多い。

日本語では「総合」という言葉が使われているため少し抽象的に感じるが、英語では「工程(Process)ごとに原価を集計する計算」という意味がそのまま表現されている。

一方、これまで学んできた個別原価計算は Job Order Costing。

ガンダムのような一品ものは Job Order Costing、ザクやジムのような量産機は Process Costing。

こう考えると、両者の違いがイメージしやすくなる。

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