問題 59 予算実績差異分析|50代の資格挑戦・学習記録 #140
売上高の予算と実績を比較し、差異が生じた原因を分析する──
簿記2級取得に向けて、毎日少しずつ勉強を続けている。
今回は、予算実績差異分析の問題に取り組む。
予算と実績の売上高を比較し、その差額を「販売価格差異」と「販売数量差異」に分けて分析する。
販売価格が変わったことによる影響と、販売数量が変わったことによる影響を、それぞれ計算していく。
問題 59|予算実績差異分析
当社の当年度の予算と実績の資料にもとづいて、売上高差異を計算し、販売価格差異と販売数量差異に分析せよ。
[資料]
⑴ 予算データ
* 販売価格:@500円
* 販売数量:400個
⑵ 実績データ
* 販売価格:@480円
* 販売数量:410個
解答と考え方
まず、予算売上高と実績売上高を計算する。
① 予算売上高
@500円 × 400個 = 200,000円
② 実績売上高
@480円 × 410個 = 196,800円
③ 売上高差異
196,800円 − 200,000円 = △3,200円
実績売上高が予算売上高を3,200円下回っているため、不利差異となる。
次に、この売上高差異を販売価格差異と販売数量差異に分けて分析する。
④ 販売価格差異
販売価格差異は、実際販売価格と予算販売価格の差に、実際販売数量を掛けて求める。
(実際販売価格 − 予算販売価格)× 実際販売数量
(@480円 − @500円)× 410個
= △20円 × 410個
= △8,200円
販売価格が予算より20円低かったため、8,200円の不利差異となる。
⑤ 販売数量差異
販売数量差異は、実際販売数量と予算販売数量の差に、予算販売価格を掛けて求める。
予算販売価格 ×(実際販売数量 − 予算販売数量)
@500円 ×(410個 − 400個)
= @500円 × 10個
= 5,000円
販売数量が予算より10個多かったため、5,000円の有利差異となる。
解答 59
* 売上高差異:3,200円(不利)差異
* 販売価格差異:8,200円(不利)差異
* 販売数量差異:5,000円(有利)差異
最後に、販売価格差異と販売数量差異の合計を確認する。
△8,200円 + 5,000円 = △3,200円
売上高差異と一致した。
今回の学び
今回の問題では、売上高が予算を下回った原因を、販売価格と販売数量の2つに分けて分析した。
販売数量は予算より10個増えていたが、販売価格が20円下がったことで、結果的に売上高は予算を3,200円下回った。
単純に売上高だけを比較すると「3,200円の未達」で終わってしまうが、差異を分解することで、その原因が明確になる。
今回の場合、販売数量の増加による有利差異5,000円よりも、販売価格の低下による不利差異8,200円の方が大きかったということだ。
また、販売価格差異には実際販売数量を、販売数量差異には予算販売価格を用いる点も押さえておきたい。
予算実績差異分析は、単に計算結果を求めるだけでなく、経営活動の結果を評価し、改善につなげるための考え方でもある。
簿記の学習を通じて、数字の背後にある意味を読み取る力も身につけていきたい。
引き続き、毎日少しずつ学習を積み重ねていく。
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