原価差異の把握|50代の資格挑戦・学習記録 #64
予定より多くかかったか、少なく済んだか──
今回学んだのは、標準原価計算における原価差異の把握である。
前回は、製品の標準原価や当月標準製造費用の求め方を学んだ。
しかし、標準原価はあくまで「目標」である。
実際の製造では、材料価格が変動したり、作業時間が予定より長くなったりして、標準どおりに進まないことも多い。
そこで月末には、実際に発生した原価と標準原価を比較し、その差額である「原価差異」を把握する。
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😸実際原価の計算と原価差異の把握
月末になると、その月に実際に発生した
* 実際直接材料費
* 実際直接労務費
* 実際製造間接費
を集計し、実際原価を求める。
そして、その実際原価を標準原価と比較して、予定どおりに製造できたかを確認する。
実際原価が標準原価より多ければ、予定よりも原価がかかってしまったことになるため不利差異(借方差異)となる。
反対に、実際原価が標準原価より少なければ、予定よりも効率よく製造できたことになるため有利差異(貸方差異)となる。
整理すると次のようになる。
* 標準原価 < 実際原価 … 不利差異(借方差異)
* 標準原価 > 実際原価 … 有利差異(貸方差異)
つまり、
標準(予定していた)より原価が多く発生したら「不利差異」
と覚えておけば分かりやすい。
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😸差異は「標準−実際」で計算する
原価差異を計算するときは、計算の順番を間違えないことが重要である。
必ず「標準原価 − 実際原価」で計算する。
このルールで計算すれば、
* 計算結果がプラスなら「有利差異」
* 計算結果がマイナスなら「不利差異」
と、符号だけで判断できる。
試験でもよく問われるポイントなので、
「差異は常に標準−実際」
と覚えておくと迷わない。
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😸CASE63の原価差異
今回の資料では、
* 当月標準製造費用(標準原価):28,500円
* 実際製造費用(実際原価):28,592円
である。
したがって、
28,500円 − 28,592円 = △92円
となる。
計算結果はマイナスなので、92円の不利差異(借方差異)である。
予定よりも92円多く原価が発生したことを意味している。
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今回の学び
標準原価計算では、標準原価を求めるだけでは終わらない。
月末には実際原価を集計し、その差額である原価差異を把握することで、製造活動が予定どおりだったのかを確認できる。
そして差異を計算するときは、
「標準 − 実際」
という順番を守ることが最も大切なポイントである。
このルールを覚えておけば、有利差異と不利差異を迷わず判断できるようになる。
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