組別総合原価計算|50代の資格挑戦・学習記録 #41
組(製品種別)ごとに分ける──
今回学んだのは「組別総合原価計算」だ。
これまで学んできた総合原価計算では、同じ製品を大量に生産することを前提としていた。そのため、発生した原価を完成した製品全体へ配分すれば、1個あたりの原価を求めることができた。
しかし現実の工場では、同じ製造ラインを使いながら、仕様の異なる複数の製品を作ることも少なくない。
例えば、写真立てと額縁である。
製造工程はほぼ同じでも、大きさや材料、加工内容が異なるため、両方をまとめて計算してしまうと、それぞれの正しい原価が分からなくなってしまう。
そこで用いられるのが「組別総合原価計算」だ。
😸組別総合原価計算とは
組別総合原価計算とは、同じ製造ラインで種類の違う製品を大量生産する場合に用いられる総合原価計算である。
ここでいう「組」とは、製品の種類のことだ。
例えば、
* A組:写真立て
* B組:額縁
というように製品をグループ分けし、それぞれ別々に原価を計算する。
そのため、材料費・労務費・経費も最初から組ごとに集計することになる。
つまり、
* A組(写真立て)の材料費・労務費・経費
* B組(額縁)の材料費・労務費・経費
というように、それぞれ独立して管理し、完成品原価や製品1個あたりの原価を求めていく。
総合原価計算の考え方を使いながらも、「製品の種類ごとに分ける」という一手間が加わるわけだ。
学んで感じたこと
個別原価計算では「注文ごと」に分け、組別総合原価計算では「製品の種類ごと」に分ける。
どちらも「違うものを一緒に計算しない」という考え方は共通している。
簿記は数字を扱う学問だと思っていたが、学び続けるほど「違いを見極め、公平に負担を分ける学問」なのだと感じるようになった。
製造方法が変われば、原価の求め方も変わる。
現場に合わせて最適な計算方法を選ぶことこそ、原価計算の本質なのかもしれない。
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