材料の追加投入|50代の資格挑戦・学習記録 #48

最後に入れる材料は、完成品だけが負担する──

今回学んだのは、総合原価計算における「材料の追加投入」である。

これまでは、直接材料はすべて工程の始点で投入されることを前提に計算してきた。そのため、材料費は完成品と月末仕掛品へ、それぞれの状況に応じて配分されていた。

しかし実際の製造現場では、すべての材料を最初に投入するとは限らない。

製造の途中や最後の工程で、新たな材料を追加することもある。

今回は、その中でも「工程の終点で材料を追加投入する場合」の処理を学んだ。



😸材料の追加投入とは

例えば、ぬいぐるみを作る工程を考えてみる。

最初に布を裁断し、縫い合わせ、途中で綿を入れ、最後に目玉のボタンを取り付けて完成する。

このように、製造工程の途中や最後で材料を加えることを材料の追加投入という。

追加投入の方法には、大きく3つある。

* 工程の終点で投入する場合
* 工程の途中で投入する場合
* 工程を通じて平均的に投入する場合

今回は、このうち「工程の終点で投入する場合」を扱う。



😸工程の終点で追加投入する場合

今回の例では、B直接材料は工程の終点、つまり加工進捗度100%になった時点で投入される。

一方、

* 月初仕掛品は加工進捗度20%
* 月末仕掛品は加工進捗度80%

である。

つまり、どちらもまだB直接材料を投入する地点まで到達していない。

そのため、B直接材料を使用したのは完成した100個だけになる。

したがって、B直接材料費6,000円はすべて完成品の原価となり、月末仕掛品には一切含まれない。



😸B直接材料費の計算

工程の終点で投入する材料は、月初仕掛品も月末仕掛品もまだ使用していない。

そのため、B直接材料については仕掛品数量を0個として考える。

今回の結果は次のようになる。

* 月末仕掛品に含まれるB直接材料費:0円
* 完成品に含まれるB直接材料費:6,000円

つまり、最後に取り付ける材料は完成品だけが負担する、という考え方である。

なお、工程の始点で投入する直接材料費や加工費については、これまで学んだ平均法と同じ手順で計算する。



今回学んだポイントは、「材料をいつ投入したか」で負担する製品が変わるということだった。

工程の終点で追加された材料は、まだその地点に到達していない仕掛品には含まれない。

どの工程で材料が投入されるのかを確認することが、正しく原価を計算する第一歩なのである。

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