2024-05-29
制心術はあくまで「術」であるので、圧倒的なフィジカルは必要ない。 しかし、対峙する相手がパワーと勢いで攻めてくる可能性はあるだろう。 それをさばけるだけの技術、もしくは勢いをはね返したり止められるだけの威力を出す必要はあ […]
2024-05-28
組手や実戦において、一足一打の間合いより近い場合は、基本的に構えは上段を保たなければならない。 なぜなら常に顔面をしっかり守るために、ガードを下げてはいけないからだ。 どれだけタフな人間であっても、顔面は致命的な急所であ […]
2024-05-27
制心武術においては、攻撃の時も防御の時も、構えているだけの時も、常に相手の中心を狙う意識(気)を絶やしてはならない。 この「常に中心を狙う"気"」が攻防一致の動きを導き出し、防御一辺倒であるよりも遥かに効率的に、より強力 […]
2024-05-26
昔は「空手バカー代」の影響で、強い技といえば「一撃必殺」というイメージがあった。 今は見た目のインパクトを重視したせいだろうが、ラッシュでボコボコにするというのが一般人にはイメージづけられているようだ。 どちらにしても、 […]
2024-05-25
突き、蹴りにおいて威力を出すには、身体の中心から起動し、対象の重心点を標的として狙うのが良い。 構えたら常に相手の中心を狙い続けていなければならない。 手技の場合、手首、肘、肩の三点が全てこの攻撃に参加している必要がある […]
2024-05-24
護身武術の基本は、目突き・金的狙いなどといった危険な急所攻撃を如何にして完璧に防御するか、という点にある。 防御一辺倒になっては、この目標を達成することは難しい。 また「空手に先手無し」という格言があるが、これは倫理的な […]
2024-05-23
現実の武術的な強さとは、フィクションに見られるような世間一般のイメージ…強力な攻撃カやデタラメな速さにあるのではない。 武術的な強さとは、完璧な防御力、技術力にある。 武術とは護身術であるので、相手を打ち倒したりして勝て […]
2024-05-22
正中不動制心(站樁/立禅)は心と身体を同時に調整、最適化し、強く鍛え上げる効用がある。 まず身体面においては、拇指球に重心をかけて腕を前方に出し、正しい姿勢を保って長時間立ち続けることで、足腰体幹が強化される。 長時間良 […]
2024-05-21
組手や立合いにおいて重要なことは、無駄な動きをしないことだ。 無駄な動きとは、攻防一致ではなく、また六合のバランスがとれていない動きをいう。 たとえば、大袈裟なフェイント、跳ねるような上下動など徒に体力を消耗し、隙を作り […]
2024-05-20
制心術の究極の目標はヨーガのそれと同じだ。 即ち心の作用を止滅させることにより、真我・神・生前解脱を経験することを目指す。 しかしそれはもちろん一朝一夕になせる業ではない。 まずは地道な心身の制御、習慣の改善を繰り返すこ […]