微動訓練
微動訓練は、植物の生長のように極めてゆっくりと動く訓練法です。この訓練法の目的は、動作の始まりと終わりの形だけでなく、途中の形においても絶対制心(自分の身体の中心・重心を制すること)ができているかを確認することにあります。
ただ単にゆっくり動けばよいというわけではありません。正中制心(站樁や立禅)で身体に覚えさせた制心バランスを崩さずに動くことが重要なのです。つまり、微動訓練とは制心挙動の初歩段階といえます。
制心挙動の特徴は、まるでパントマイムのような動きです。ただし、パントマイムとの違いは、「見せるための動き」ではなく、「力を抜いて気を込めた」内側を充実させた動きであるという点です。
微動訓練を行うことで、身体の微細な動きや制心バランスを意識しながら、ゆっくりと動作を行うことができるようになります。これは、武術や気功の基礎となる重要な訓練法の一つといえるでしょう。
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空手家との組手や演武などの動画は下記サイトでご覧いただけます。
(武術気功健康教室|大阪府四條畷市)
Micro-motion training is an extremely slow-moving training method, much like the growth of a tree (plant).
By moving slowly, one can confirm whether absolute seishin (control of the body's center) is maintained not only in the starting and ending postures but also in the intermediate postures.
It is not enough to simply move slowly; it is important to move without disrupting the seishin balance that the body has learned through seichuu seishin (zhan zhuang/standing meditation).
In other words, micro-motion training is the foundation of seishin movement.
The characteristic of seishin movement is a pantomime-like motion.
The difference from pantomime is that it is not a "movement to show" but a "movement that relaxes strength and fills with qi," which enriches the inner self.