50代の資格挑戦|簿記2級・学習記録 #17
予定は「金額」だけではない──
今回学んだのは、「予定賃率」を用いた賃金消費額の計算だ。
これまで学習してきた中で、材料費については、実際の購入単価ではなく、あらかじめ決めておいた「予定消費単価」を使って計算する方法があった。今回学んだのは、その考え方を賃金にも応用する方法である。
一見すると、賃金は毎月決まった金額を支払うのだから、わざわざ予定賃率を使う必要はないようにも思える。しかし現実には、残業や手当、昇給などによって実際の賃率は変動することがある。そのたびに原価計算をやり直していては、計算が複雑になり、製品ごとの原価を安定して把握しにくくなってしまう。
そこで工業簿記では、あらかじめ決めた予定賃率を用いて賃金の消費額を計算する。
計算式は、
賃金の予定消費額=予定賃率×実際作業時間
である。
今回のケースでは、直接工の作業時間は50時間で、すべて直接作業時間だった。予定賃率は1時間当たり22円(毎度安すぎる設定…笑)。
したがって、
22円×50時間=1,100円
となり、賃金の予定消費額は1,100円となる。
この1,100円は、直接工が製品を作るために費やした労務費であるため、「仕掛品」勘定へ振り替える。
仕訳は、
(借)仕掛品 1,100 / (貸)賃金 1,100
となる。
工業簿記では、現実の変動に振り回されるのではなく、まず共通の基準で計算し、後から差異を把握していく。そのようにして安定した原価管理を実現しているのだと理解した。
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