問題 40|50代の資格挑戦・学習記録 #121

本社と工場、それぞれで行う仕訳を見極める──

簿記2級取得に向けて、毎日少しずつ勉強を続けている。

今回から、第11章「本社工場会計」に入る。

工場で行われる製造活動を本社会計から独立させている場合、同じ取引でも「本社で処理するもの」と「工場で処理するもの」に分けて考える必要がある。

最初は少しややこしく感じるが、本社と工場の間のやり取りを整理して考えることがポイントになりそうだ。

問題 40|本社工場会計

当社は本社会計から工場会計を独立させている。

次の各取引について、本社と工場で行われる仕訳をする。

使用する勘定科目は以下のとおり。

本社側の勘定
買掛金、現金、製品、工場

工場側の勘定
材料、仕掛品、製造間接費、賃金、本社

取引は次の6つ。

⑴ 材料10,000円を掛けで仕入れ、工場倉庫に受け入れた。

⑵ 直接材料5,000円、間接材料3,000円を消費した。

⑶ 賃金8,000円を現金で支払った。

⑷ 直接賃金6,000円、間接賃金2,000円を消費した。

⑸ 製造間接費7,000円を仕掛品勘定に振り替えた。

⑹ 製品20,000円が完成し、本社倉庫に移した。

本社と工場の役割を分けて考える

今回のポイントは、それぞれの取引を「本社で処理するのか」「工場で処理するのか」に分けること。

工場では、材料の受入れや消費、賃金の消費、製造間接費の配賦など、製造活動に関する処理を行う。

一方、買掛金や現金などは本社側の勘定なので、支払いや債務の処理は本社で行う。

そして、本社と工場をまたぐ取引では、本社側では「工場」勘定、工場側では「本社」勘定を使う。

⑴ 材料を掛けで仕入れた

材料10,000円を掛けで仕入れ、工場倉庫に受け入れた。

材料そのものは工場で受け入れるが、「買掛金」は本社側の勘定になる。

したがって、本社では、

(借)工場 10,000 /(貸)買掛金 10,000

工場では、

(借)材料 10,000 /(貸)本社 10,000

となる。

本社から見れば「工場に10,000円分を渡した」、工場から見れば「本社から10,000円分を受け取った」という関係になる。

⑵ 材料を消費した

直接材料5,000円、間接材料3,000円を消費した。

これは工場内での製造活動なので、本社では仕訳を行わない。

工場では、直接材料費は「仕掛品」、間接材料費は「製造間接費」で処理する。

(借)仕掛品 5,000
(借)製造間接費 3,000 /(貸)材料 8,000

となる。

⑶ 賃金を現金で支払った

賃金8,000円を現金で支払った。

賃金は工場で発生するが、「現金」は本社側の勘定になる。

そのため、本社では、

(借)工場 8,000 /(貸)現金 8,000

工場では、

(借)賃金 8,000 /(貸)本社 8,000

となる。

⑴の材料仕入れと同じように、本社と工場をまたぐ取引なので、それぞれ「工場」と「本社」の勘定を使う。

⑷ 賃金を消費した

直接賃金6,000円、間接賃金2,000円を消費した。

これも工場内の製造活動なので、本社では仕訳なし。

工場では、

(借)仕掛品 6,000
(借)製造間接費 2,000 /(貸)賃金 8,000

となる。

材料と同様に、直接費は「仕掛品」、間接費は「製造間接費」に振り分ける。

⑸ 製造間接費を仕掛品に振り替えた

製造間接費7,000円を仕掛品勘定に振り替える。

これも工場内だけで完結する取引なので、本社では仕訳なし。

工場では、

(借)仕掛品 7,000 /(貸)製造間接費 7,000

となる。

ここはこれまで学習してきた製造間接費の処理と同じ考え方だ。

⑹ 完成した製品を本社倉庫に移した

製品20,000円が完成し、本社倉庫に移された。

ここでは製品が工場から本社へ移動する。

工場側では完成によって「仕掛品」が減少し、本社に引き渡したことを「本社」勘定で処理する。

(借)本社 20,000 /(貸)仕掛品 20,000

一方、本社では製品を受け入れるので、

(借)製品 20,000 /(貸)工場 20,000

となる。

今回のポイント

本社工場会計では、まず「この取引は本社と工場のどちらで処理するのか」を判断する必要がある。

材料の消費や賃金の消費、製造間接費の振替など、工場内部で完結する製造活動については工場だけで仕訳する。

一方、買掛金や現金など本社が管理している勘定が関係したり、完成した製品を本社へ移したりする場合には、本社と工場の両方で仕訳することになる。

その際に登場するのが、

本社では「工場」勘定、工場では「本社」勘定

という一対の勘定だ。

最初は「本社」「工場」という名前が借方と貸方に出てきて少し混乱するが、お互いを相手先として記録していると考えると理解しやすい。

今回の問題では、

工場内部だけの取引なのか、それとも本社と工場をまたぐ取引なのか

を見極めることがポイントだった。

本社工場会計はこれまでの原価計算とは少し違った視点が必要になるが、一つずつ取引の流れを追いながら慣れていきたい。

=======
人生をジワジワ良くする
瞑想トレーニングに興味がある方はこちら
↓  ↓  ↓
LINEオープンチャット
「武術瞑想トレーニング交流会」


著作物紹介:

※kindle unlimited にご登録中の方は全て無料で読めます。(未登録の方は30日間無料体験を使えば無料で読めます)

「リーダーのための瞑想トレーニング」

「あなたの知らない非常識な幸せの法則」

「超速化時代の冒険:AIライティングと武術気功の叡智」

「AIライティング最速出版術」

空手家との組手や演武などの動画は下記サイトでご覧いただけます。
(武術気功健康教室|大阪府四條畷市)

制心道

動画 空手家との組手(マススパー)や演武など、制心道の実際の動きをご確認いただけます。 武術瞑想とは 「武術瞑想|制心道」とは、道家武術の精神と技法を基盤としつつ…

Follow me!