武術

制心術
速さと正確性

制心術を使うには、まず電光石火の速さが必要だ。 そのためにはまず站樁(タントウ:立禅)に取り組む。 放鬆(ホウショウ:リラックス)と発勁(ハッケイ:発気)の切り替えを可能な限り短い時間でできるようにならなければならない。 […]

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制心術
無理はしない

ヨーロッパの箴言に 「健康がすべてではないが、 健康がなければすべてがない」 というものがある。 鍛練のし過ぎで健康を害しては元も子もない。 そもそも制心術(武術気功)は養生法でもある。 もし心身の調子を大きく崩したとし […]

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制心術
最強の趣味

武術気功(制心術)はいつでもどこでも、誰でも、一人ででも複数人ででも、取り組むことができる。 道具はあれば便利な物もあるが、何も使わなくても問題はない。 ゆえにお金もほとんど要らない。 指導を受ける際の謝礼くらいのもので […]

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制心術
訓練における実戦性と安全性

武術の訓練においては、実戦性と安全性の両立が重視される。 実戦性に偏ると入門者や初級者が訓練に取り組むのが難しくなり、危険が伴う。 安全性に偏ると護身の現場で役立つものではなくなり、武術の本質から離れてしまう。 例えば、 […]

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制心術
陰陽制心術と人間関係

人間は社会的存在であり、互いに助け合いながら生きている。 それゆえ、自らの幸せを追求すると同時に、他者のことも考えなければならない。 陰陽制心術(かげひせいしんじゅつ)を修行することによって、いかなる相手のいかなる攻撃、 […]

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制心術
往なし受け

制心術の奥義は「往なし受け」である。 これは突きであろうと蹴りであろうと、柔らかくその勢いを腕または脚で相殺してしまう受けだ。 柔らかくても「気」が四肢に漲っていなければ、攻撃を往なす事は出来ず、また固い受けでは衝撃をま […]

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制心術
素速く動く

日本に伝わった太極拳は健康体操的イメージが強く、ゆっくり動く練習に終始するものが多い。 しかしそれだけでは武術の真髄に至ることはできない。 海老のような、動物的な敏捷性を身につけてこそ、「気」の威力を発揮できる。 それに […]

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制心術
ゆっくり動く訓練の意味

太極拳などでゆっくり動くのはあくまで鍛練が目的である。 実戦においては極めて敏速に動く。 ゆっくり動くのは筋肉を鍛えるだけでなく、気分・精神を練り上げるという意味もある。 正しい形、正しい動きが出来ていない内に速く動く練 […]

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制心術
発勁の練習

站樁(タントウ:立禅)、重心移動の次は発勁(ハッケイ:発気)を行う。 いかにして効果的な発勁を行うべきか。 肩など一部だけ力むのはよくない。 臍下丹田の前に下ろした前手の手首に、後ろ手の掌を乗せる。 自分の全体重が乗るよ […]

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制心術
六合身法

全身を調和、安定させ、軽快で滑らかに動く。 手足は自由自在に独立して動いているようで、全体としては統一感のある動き。 これが六合身法である。 六合身法は柔らかく曲線的だが、海老のような瞬間的に敏速な動きも含み、無限に変化 […]

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