ウクライナ戦争に思うこと

ロシアがウクライナに侵攻を開始してから、もうすぐ9ヶ月にもなる。

西側諸国の支援により、予想外にウクライナ軍が善戦しているが、開戦初期はこれを予想できた者はほとんどいなかったと思う。

そして日本では、ウクライナが抵抗することに否定的で、早期に(降伏して)戦争を終わらせるべきだという意見もあった。

私も戦争は極力避けるべきであると思うが、戦争を仕掛けられたら、犠牲を払ってでも戦わねばならない時もあると感じている。

たとえば個人でいうと、突然殴りかかられるなどの暴力を振るわれて、逃げる余地がない場合は、戦わなければならないだろう。

抵抗したら余計にボコボコにされるからといって「ごめんなさい許してください」などと土下座したところで、突然暴力を振るうような暴漢が、手を緩めてくれるだろうか。

暴力と正当防衛をごっちゃにしてはいけない。

侵略戦争と防衛戦争を一緒くたにして、何でもかんでも戦争反対などと言っていては、侵略を目論むならず者国家の指導者を喜ばすだけである。

「あぁ、あいつには何をしても抵抗せず逃げるだけだな」と思わせれば、悪を増長させてしまう。

ウクライナが戦う姿勢を見せなければ、西側諸国の支援も無かったであろう。

まずは自分の身体、命、尊厳は、最大限自分で戦ってでも守ろうという意志、気概を持っていなければならない。

そしていざという時のために備えておくのが、一人前の大人であり、国家であろう。

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