站樁(立禅)の取り組み方
站樁(タントウ)は少しずつで構わないので、なるべく毎日決まった時間にしてください。
理想の時間と場所:
・日の出もしくは日の入り頃
・自然が豊か(いわゆるマイナスイオンやフィトンチッドが豊富そう)で足場の良い(平らな)屋外の静かな広場
・大木の前(数メートル離れる)
・水辺なら尚良し
時間と場所は理想通りでなくても構いません。
最悪テレビ観ながらでもやらないよりはマシなので、とにかく毎日続けてください。
まずは、毎日何時頃にどこで何分間立禅をするか決めましょう。
站樁の立ち方は、まず足を肩幅程度に開きます。
足先は正面を向け、開いたり閉じたりせず、左右の足は平行にします。
体重は脚の親指の付け根(拇指球)に、左右均等になるようにかけます。
かかとは極微妙に浮かします。
かかとの下に蟻がいると想像して、その蟻を殺さぬよう、逃さぬよう、という心持ちです。
膝は自然に、軽く曲げます。
上半身は、まず正中軸を垂直に立てることを意識します。
正中軸とは、頭頂中心点と体幹基底中心点(会陰:性器と肛門の中間)を結んだ仮想の線分です。
頭頂中心点が天に向かって釣り上げられているように意識し、他の部位は脱力して重力(下への力)を感じられるようにします。
上半身は主要五部位の中心に、エネルギーの球体を仮想します。
主要五部位:
頭部(上丹田)
頸部
胸部(中丹田)
腹部
下腹部(臍下丹田)
それぞれの仮想中心球を、極力綺麗に配列するよう意識します。(前後左右の歪みを減らしていく)
腕と脚は胸部中心球の中心点から生えていると想像し、両手両足の繋がりを意識しましょう。
腕、手の形は、「極力脱力」「極力美しい曲線を描かせる」ということを意識してください。
手や腕はボールを抱くような感じをイメージしても良いですが、それを意識しすぎて力が入らないように気をつけます。
腕の重さを背中(肩甲骨の辺り)で感じられるくらい脱力することを目指しましょう。
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