中国武術

制心術
稽古の静と動について

道家武術の訓練は、その大半が「静」である。 これは「気」を感じ、養うためであるが、なかなか理解され難い。 だが、この「静」の訓練によって「動」が変わる…俊敏でキレがあり柔らか、滑らか、強靭な動きと成る。 「動」の訓練のみ […]

続きを読む
制心術
道家武術の修行法

道家武術の修行法は、站樁(タントウ:立禅)に象徴されるように、動きが観えにくく(静的)地味なものが多い。 地味な練習はその意味や効果が理解され難く、継続が容易ではない。 しかしその困難を乗り越えて長期間続けると、足腰体幹 […]

続きを読む
制心術
武術の真技とは

武術の真技は、自然で何でもない動きの中に不思議な威力を秘めている。 それは第三者から見ると地味で大したことはなさそうだが、対峙するとその不思議な技に制されて何もできない。 どこを狙っても、いくらフェイントをかけても攻撃を […]

続きを読む
制心術
六合身法

全身を調和、安定させ、軽快で滑らかに動く。 手足は自由自在に独立して動いているようで、全体としては統一感のある動き。 これが六合身法である。 六合身法は柔らかく曲線的だが、海老のような瞬間的に敏速な動きも含み、無限に変化 […]

続きを読む
制心術
「気が出た」とは

空手や一般的な中国武術などでは、拳や手刀、脛などを鍛えたり、身体を部分的に硬くする鍛練が多い。 そしてそれが気功の代表的なイメージとなっていたりもする(硬功夫など)。 しかし制心術における「気」はこれらとは全く異なり、道 […]

続きを読む
制心術
腕の使い方

腕を柔らかく重く使うたとえとして、私は細長い袋に泥を入れた鞭というのを用いていた。 しかし澤井先生の水銀の喩えの方が、より流動性が感じられて素晴らしいと感じた。 両腕は背中の中心から始まっていて、それは胸部の霊的活力球( […]

続きを読む
制心術
実戦を想定する

ルールがある試合をどれだけこなそうと、実戦、実際の護身の現場で役立つ技能が身につくかは、甚だ疑問である。 訓練をする場合は、常に実戦(最悪)を想定して、その場を切り抜けられるよう意識しなければならない。 そしてそのために […]

続きを読む
制心術
構え

まず重要なのは、心の構えだ。 好戦的であってはならず、争いは避けられるなら避けるのがベストである。 しかし対抗すべき時は臆せず毅然とした態度が取られなければ、武術を学ぶ価値がない。 「義を見てせざるは勇なき也」である。 […]

続きを読む
制心術
姿勢と動き

武術では「姿勢と動きが美しい」ことが大成の条件とされる。 「姿勢と動きを正す」ことが、武術上達のコツというわけだ。 なぜ、姿勢を正すと上達するのか。 理由は、姿勢を正すことで、無駄な力が抜け、動きも柔らかく自然で無理・無 […]

続きを読む
制心術
武術の奥義

武術養体の基礎にして奥義は站樁であるが、実戦技の奥義は、目突き、金的などの急所攻撃をいかに完璧にさばくか、ということにある。 これを実現するために、全ての鍛錬がなされているわけだ。 フェイントを混じえた目突き、金的蹴りを […]

続きを読む