「気」を読む

武術をやる人の目的は様々だ。

健康増進や運動不足・ストレスの解消、護身術を身につけたい、格闘技術のレベルアップ、真の強さを得たい等々。

いずれの目的も武術に取り組むことで実現可能である。

だが最も有益なのは「気」を読む能力が身につくことだ。

自身の気を感じてコントロールできるようになれば、一段上の健康が手に入る。

私の場合今年48歳になるが、相手が若かろうが誰であろうが、余裕で組手ができる。

普段はトレーニングなどほぼしていないが、恐らく60代、70代になっても動きは今より良くなるだろう。

気を読めるようになれば、相手が誰であれ、どのような打撃技も怖くなくなる。

気を読むには、リラックスして集中していなければならない。

そしてこれができるようになれば、あらゆる人間関係も上手くいくようになるのである。

たとえば恋愛や仕事においても、リラックスが長続きの秘訣である。

しかし気を抜いていてはならず、相手を喜ばすことに集中すれば上手くいく。

怠けずにリラックスし、緊張せずに集中することが気を読む訓練となるのである。

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