2024年6月

制心術
「先に動けば負ける」の真意

護身において重要なのは、相手を、状況を、自身を冷静かつ瞬間的に観察し、できるだけ正確に把握しておくことだ。 それも可能な限り素早くしなければならない。 そのためには、打ち気に早ることがあってはならない。 格闘スポーツにお […]

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制心術
滑らかで無駄のない動きの秘密

制心術では左右は同時に別々の動きができなければならない。 左右(陰陽)が「心」によって等しく制御されていなければならないといえる。 利き手側だけに意識がとられてはいけない。 また虚実(陰陽)も「心」に応じて瞬間瞬間で最適 […]

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制心術
実際的な護身武術とは

実戦においては、アドレナリンのせいで、強力な打撃であっても相手の勢いを止められない可能性が高い。 しかし、軽くても速くて正確な急所狙いをキメた場合、確実に相手を止めることができる。 なので、打撃力を上げるのに血道を上げる […]

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制心術
まずは「できる」と考える

何か憧れを抱くような対象があるのなら、まずは自分もそのようになれると考えるのが良い。 実際は困難かもしれなくてもが、何でも「それはかんたんだ」と思った方が、行動力が上がる。 正中制心(站樁/立禅)なら、「ただ立つだけでい […]

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制心術
戦い方に人の本質が出る

戦いは原始的なものであり、ある種極限状態でもあるので、その人が持つ本質が剥き出しになりやすい。 いや、実際に戦うまでもなく、戦いに対する向き合い方によって、その人の性格のコアな部分が分かるだろう。 攻撃的なのか温厚なのか […]

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制心術
凶器から身を守るには

凶器で襲われても、焦ってはいけない。 武器は扱いが難しく、素人であればなかなか使いこなせるものではない。 まず手を顔の高さに上げ、顔面と身体の中枢を守る態勢を取りながら、反撃か逃走の機会を冷静に窺おう。 武器は重量があれ […]

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制心術
恐怖を克服する

防御が完成するまでは組手をするべきではない。 一度強烈な打撃をまともに喰らってしまうと、恐怖心が刻み込まれてしまうかもしれないからだ。 恐怖は身体を緊張させ固くしてしまう。 身体が固くなると動きは遅くなり、最悪止まってし […]

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制心術
筋力と柔軟性

筋力や柔軟性は一般的に高ければ高いほど良い、強さに繋がると考えられている。 しかし筋肉はつけ過ぎると可動域が狭まるし、瞬間的な変化を要する動きは遅くなる。 武術において動きの遅さは致命的な欠点となってしまう。 相撲や打撃 […]

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制心術
気を読み合う訓練

「気」の組手とは、相手の「気」を読みとった上で、それに自動的に反応した攻防一致技をかける(もしくはかけ合う)組手のことである。 相手の「気」を読みとれれば、フェイントにかかることもなくなり、全ての攻撃に対して余裕をもって […]

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制心術
五行における水の動き

「水」の特徴は柔らかく滑らかな動きにある。 重さは「金」「土」よりは軽く、「木」「火」よりは重い。 自由組手においてはほぼ「水」の動きで対応可能であり、攻防一致を実現するためには水の動きが欠かせない。 人体そのものも七割 […]

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