制心術

制心術
恐怖を克服する

防御が完成するまでは組手をするべきではない。 一度強烈な打撃をまともに喰らってしまうと、恐怖心が刻み込まれてしまうかもしれないからだ。 恐怖は身体を緊張させ固くしてしまう。 身体が固くなると動きは遅くなり、最悪止まってし […]

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制心術
筋力と柔軟性

筋力や柔軟性は一般的に高ければ高いほど良い、強さに繋がると考えられている。 しかし筋肉はつけ過ぎると可動域が狭まるし、瞬間的な変化を要する動きは遅くなる。 武術において動きの遅さは致命的な欠点となってしまう。 相撲や打撃 […]

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制心術
気を読み合う訓練

「気」の組手とは、相手の「気」を読みとった上で、それに自動的に反応した攻防一致技をかける(もしくはかけ合う)組手のことである。 相手の「気」を読みとれれば、フェイントにかかることもなくなり、全ての攻撃に対して余裕をもって […]

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制心術
五行における水の動き

「水」の特徴は柔らかく滑らかな動きにある。 重さは「金」「土」よりは軽く、「木」「火」よりは重い。 自由組手においてはほぼ「水」の動きで対応可能であり、攻防一致を実現するためには水の動きが欠かせない。 人体そのものも七割 […]

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制心術
無動訓練の本質

無動訓練とは、正中制心(站樁/立禅)に代表されるように、一定の姿勢を保ちながら動かない訓練の総称です。激しい動きも静かな動きも、全ての動きの根源は無動姿勢にあります。 制心バランスと無動訓練 制心バランスを保った状態で動 […]

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制心術
微動訓練

微動訓練は、植物の生長のように極めてゆっくりと動く訓練法です。この訓練法の目的は、動作の始まりと終わりの形だけでなく、途中の形においても絶対制心(自分の身体の中心・重心を制すること)ができているかを確認することにあります […]

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制心術
站樁:武術の基礎と真髄

道家武術の修得に欠かせない「站樁」とは? 道家武術を学ぶ上で、「站樁(タントウ)」と呼ばれる練習法に積極的に取り組むことが、修得の鍵となります。この「站樁」とは一体何なのでしょうか? 簡単に言うと、站樁は以下の効果を同時 […]

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制心術
新感覚の武術健康法

近年、健康的なライフスタイルを求める人が増える中、新しい武術健康法として「制心訓練法」をオススメしています。制心訓練法は、道家武術(心意派)の流れを汲む護身武術「制心術」の修得を目的とした訓練法で、身体と精神の両面からア […]

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制心術
気力を養う

制心訓練法の最大の利点は、気力を養えることにあります。しかし、気力を養うのに適した時期があり、年齢が高くなりすぎてからでは難しい面があるようです。例えば、私自身が今(48歳)から20代後半の頃と同じように毎日稽古をしよう […]

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制心術
両利きの優位性

格闘スポーツと武術では、構えに対する考え方に大きな違いがあります。 格闘スポーツにおける構え 格闘スポーツでは、選手は自分に合ったスタンスを選択し、相手の構えに関わらずそのスタンスを維持します。これは一定のルールの中で勝 […]

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