実戦的な練習とは
実際に打撃を当て合う組手や試合が「実戦的」という訳ではない。
それらは実際のスピードや衝撃、ランダムな動きなどに慣れる上では多少のメリットはあるが、弊害も多い。
まず試合となると危険技は反則となるので、最も重要な防御技術・意識が身につかない。
そして強烈な打撃を何度も受けてしまうと、体内の重要器官、脳や内臓がボロボロに損傷して後遺症が続いたり、恐怖心が刻まれたりする恐れがある。
ゆえに実戦的な練習というのは、これらの危険を排除しつつ、着実に攻防一致の技術を高め合えるものでなければならないのである。
そのためにはまず推手という対練で六合を完成させ、次に拳サポをつけた手技のみのマススパー(寸止め組手)へと進めると良い。
六合の完成は難易度が高いので、推手と組手の間には前手争いなどの練習を、レベルに応じた形で挟んでも良い。
護身の観点で言えば、防御を抜かれたらその時点で負けである。(刃物なら刺されているので)
できれば動画を撮っておき、あとで検証することも重要である。
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(武術気功健康教室|大阪府四條畷市)