制心術

制心術
往なし受け

制心術の奥義は「往(い)なし受け」である。 これは突きであろうと蹴りであろうと、腕または脚で勢いを柔らかく往なしてしまう防御だ。 この往なし受けができるようになると、誰のどんな打撃も全く怖くなくなる。 ただし力を抜いて柔 […]

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制心術
寝技について

護身術として関節技や寝技(組技)を薦める者もいる。 しかし私としては、これらは余技であるため、上級者以外には不要だと思う。 寝技は歳をとっても練習しやすいので、急いで取り組む必要はない。 制心をマスターすれば超接近戦でも […]

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制心術
眼と手の使い方

眼は広くぼんやりと、全体を同時に把握できるようにして観なければならない。 狭い範囲でしか見ていないと狙いが読まれるし、裏をかかれてしまったり、フェイントにかかりやすくなる。 なので普段の練習時から、前述の眼の使い方を常に […]

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制心術
攻撃の練習について

制心術においては防御が主であり、攻撃は本来余り意識し過ぎるべきではない。 しかし以下の理由により、攻撃の訓練も欠かせない。 まず、防御力を高めるためには、本格的な(打撃系格闘技経験者の)攻撃をさばく練習を繰り返す必要があ […]

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制心術
間合いについて

間合いは、上達すればするほど広くなる。 なぜなら、上級者は蹴りについても素速く安定したまま遠くを強く打つことが出来るからだ。 このレベル同士では、蹴りによる牽制の透かし合いとなる。 どれだけフェイントを入れようが、中間距 […]

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制心術
気力を高める

制心術の訓練はシンプルで、誰でも簡単に取り組める。 しかし、護身術として役立てるつもりであれば、一つだけ必要不可欠な要素がある。 それは「気力」だ。 気力がなければ何事をも成し得ないが、特に制心術には高い気力が要求される […]

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制心術
実戦を想定する

ルールがある試合をどれだけこなそうと、実戦、実際の護身の現場で役立つ技能が身につくかは、甚だ疑問である。 訓練をする場合は、常に実戦(最悪)を想定して、その場を切り抜けられるよう意識しなければならない。 そしてそのために […]

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制心術
構え

まず重要なのは、心の構えだ。 好戦的であってはならず、争いは避けられるなら避けるのがベストである。 しかし対抗すべき時は臆せず毅然とした態度が取られなければ、武術を学ぶ価値がない。 「義を見てせざるは勇なき也」である。 […]

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制心術
姿勢と動き

武術では「姿勢と動きが美しい」ことが大成の条件とされる。 「姿勢と動きを正す」ことが、武術上達のコツというわけだ。 なぜ、姿勢を正すと上達するのか。 理由は、姿勢を正すことで、無駄な力が抜け、動きも柔らかく自然で無理・無 […]

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制心術
武術における自由組手の必要性

自由組手はウソをつかない。 いや、自由組手ではウソをつけない。 自由組手は、あなたの本当の実力を教えてくれる。 そしてあなたがどこを改善すべきかも教えてくれるだろう。 しかし防御が出来ないうちからやったり、競技としてする […]

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