2023-12-29
站樁(タントウ:立禅)は心と身体を同時に調整、最適化し、強く鍛え上げる効用がある。 まず身体面においては、拇指球に重心をかけて長時間立ち続けることで足腰体幹が強化される。 長時間良い姿勢を意識して立つことで、自然に無理無 […]
2023-12-19
武術の訓練においては、実戦性と安全性の両立が重視される。 実戦性に偏ると入門者や初級者が訓練に取り組むのが難しくなり、危険が伴う。 安全性に偏ると護身の現場で役立つものではなくなり、武術の本質から離れてしまう。 例えば、 […]
2023-12-16
日本に伝わった太極拳は健康体操的イメージが強く、ゆっくり動く練習に終始するものが多い。 しかしそれだけでは武術の真髄に至ることはできない。 海老のような、動物的な敏捷性を身につけてこそ、「気」の威力を発揮できる。 それに […]
2023-12-15
太極拳などでゆっくり動くのはあくまで鍛練が目的である。 実戦においては極めて敏速に動く。 ゆっくり動くのは筋肉を鍛えるだけでなく、気分・精神を練り上げるという意味もある。 正しい形、正しい動きが出来ていない内に速く動く練 […]
2023-12-14
站樁(タントウ:立禅)、重心移動の次は発勁(ハッケイ:発気)を行う。 いかにして効果的な発勁を行うべきか。 肩など一部だけ力むのはよくない。 臍下丹田の前に下ろした前手の手首に、後ろ手の掌を乗せる。 自分の全体重が乗るよ […]
2023-12-13
全身を調和、安定させ、軽快で滑らかに動く。 手足は自由自在に独立して動いているようで、全体としては統一感のある動き。 これが六合身法である。 六合身法は柔らかく曲線的だが、海老のような瞬間的に敏速な動きも含み、無限に変化 […]
2023-12-12
眼は広くぼんやりと、全体を同時に把握できるようにして観なければならない。 狭い範囲でしか見ていないと、狙いが読まれるし、裏をかかれてしまい、フェイントにかかりやすくなる。 なので、普段の練習時から、この眼の使い方を常に意 […]
2023-12-07
武術気功では站樁(タントウ:立禅)を重視する。 なぜなら、站樁功こそ最もシンプルかつ効果が大きい(その割に危険の少ない)練功法だからだ。 養生、健康法としてだけであれば、站樁だけでも充分効果が得られる。 ただ、站樁は人に […]
2023-12-06
完全姿勢(瞑想)を終えたら、パッと構えを解いて自由に動いたりしてはいけない。 完全姿勢で長時間立てるようになると、ある感覚が身につくのでそれを消さないように大切にし、じっくり観察する。 最終的には常にその感覚を保ったまま […]
2023-11-30
道家武術は不思議な、ある種神秘的な武術である。 これをマスターし、指導するのは難しいだろうか。 私の個人的見解では、合気系武術よりは簡単ではないかと思う。 合気は一人稽古での上達が難しく、修得までの明確な道筋が示されてい […]