武術

制心術
理想の環境

制心道の基本は道家武術に由来しているので、練習は屋外でするのが望ましい。 しかし制心道は現代日本の社会人が提唱し、その対象も多忙な現代人を想定しているので、屋内でテレビやWeb動画を観ながらでも、やらないよりはマシとして […]

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制心術
腕の剛柔

制心道における防御の腕には、張りで弾くようにそらすものと、柔らかく吸い着くように制御し、いなすものがある。 前者は站樁(タントウ:立禅)を続けて腕の構えに張りが出れば初級者にも使える、比較的難易度が低い技だ。 しかし単純 […]

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制心術
相対制心

制心道には套路(トウロ)や型のような、定まった動きの稽古はない。 攻防の形は推手や約束/自由組手の中で、無理無駄なく自然に身についたものが、その人に合う独自の動きとなる。 もちろんそのためには各人が絶対制心を日々行い、姿 […]

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制心術
未熟を卒業する

護身術を修めるためには、自由組手を欠かすことは出来ない。 しかし、制心技術がない内に自由組手をするのは危険だ。 正中制心(站樁/立禅)を繰り返して気と身体を養成し、推手や前手合わせで技(気)を発揮できるようにならなければ […]

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制心術
武術を楽しむには

制心術は、究極の対打撃防御術だ。 相手のいかなる打撃も、一触で無効化するのが「制心をかける」という技術といえる。 そしてこれが可能となれば、易々と相手に近づくことができ、必要であれば急所に攻撃を加えることができる。 これ […]

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制心術
伝統と革新

武術には数千年以上の長い歴史があり、正統を継ぐ者と、革新に挑む者がいる。 制心道にも武の側面がある。 制心道は、道家武術の流れの末端にあり、心意派による革新を継ぐ意志がある。 その革新とは、中国武術の特色とされてきた套路 […]

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制心術
究極の対打撃防御訓練

打撃に対する防御を完璧に近づけていくには、推手を繰り返すのが最も合理的だ。 推手の取り組み方を間違わなければ、攻防一致の反応、動きも身につけていける。 ただし、基礎となる姿勢や身体能力、俊敏性や正確性などは、站樁(タント […]

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制心術
実戦に強くなるには

私が道家武術(心意派)を選んだ理由としては、「実戦に強い」ということと「套路(トウロ≒型)」がないということがある。 型や理論が多いと極一部の天才か実戦経験豊富な者以外は、練習することで逆に弱くなる恐れがある。 心意派の […]

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制心術
制心道と「気」

日本語には「気は心」という言葉があるように、実生活における「気」という語には、意識や心といった意味合いが強い。 他方、中国武術やそれに由来すると思われるフィクションにおける「気」は不可思議なパワー、エナジーとして捉えられ […]

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制心術
最新の実践東洋哲学

中国武術には、中国発祥の道教・道家哲学がベースの拳法を「内家拳」、国外(インド)発祥の仏教がベースの拳法を「外家拳」とする分類がある。 このように、「内家拳」という呼称は中国が基準であるため、私は「道家武術」という呼称を […]

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