武術

制心術
柔弱謙下

道家思想における「柔弱謙下」は、陰陽無常の理より導き出されたと思われます。 反対の「剛強傲上」を目指せば、もしそれを達成したとしても長続きさせられず、最悪平家のような末路を辿るでしょう。 若い内は剛強の方が格好良く感じる […]

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制心術
長期的集中と「気」

「気」の威力を発揮するために最も重要なのは、長期間に渡って集中し続けることです。 言い換えれば、有意義な習慣を身につけるということです。 正中制心(站樁/立禅)は「気」を養成し、その威力を高めるのに有効な行法となります。 […]

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制心術
上達のコツ

私が武術を学び始めたのは社会人になってからなので、どちらかといえば遅い方です。 しかし道家武術の稽古は一人稽古がメインであり、更にいえば全ての日常動作を練習とすることができます。 これにより道場やジムでだけ練習する人達よ […]

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制心術
体調管理の重要性

武術においては一時的に最高の状態を極めるより、安定したパフォーマンスを常に再現できることの方が重要です。 パフォーマンスの安定化には体調管理が欠かせません。 そのためには日常生活を規則正しくし、節制を心がけなければ、好調 […]

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制心術
拇指球立ち

制心訓練法の基本は拇指球立ちです。 拇指球とは足の親指のつけ根にある膨らんだ部位のことで、そこに全体重を乗せ、かかとはやや浮かせて立つ姿勢を拇指球立ちとしています。 日頃立つ時、歩く時は常に拇指球立ちをすると、良い訓練と […]

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制心術
広く浅くか狭く深くか

「継続は力なり」と言われるまでもなく、私達は一つのことを続けることの重要性、威力をよく知っています。 しかし多種様々な経験を積むこともまた、思わぬところで役に立ったり、人生の妙味となることもあるでしょう。 武術は長く続け […]

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制心術
道家武術

太極拳は中国の高級拳法、内家三拳の一つで、その背景に太極学と呼ばれる宇宙哲学があります。 太極学の大元は道家思想なので、道家系の武術ともいえるでしょう。 私が指導する武術のルーツは形意拳の心意派で、太極拳と同じく道家の流 […]

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制心術
站樁(立禅)の時間

站樁(タントウ/タンチュン=立禅)は1回に何分立てば良いかという話。 私の経験からいえば、30分程度が妥当ではないかと思います。 取り組み始めてすぐは1〜5分と短時間でもかまいませんが、毎日最低1回は行って、少しずつでも […]

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制心術
なぜ制心訓練法は最高の健康法なのか

制心訓練法で運動能力を高めると、体調維持・健康増進が劇的に楽になる理由。 それはまず適度な運動こそ最高の健康法という前提があります。 なので運動嫌いはドンドン不健康になってしまいますが、そんな人でも制心訓練法で身体能力が […]

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制心術
身体との対話

正中制心(站樁/立禅)などの無動訓練中に痛みを感じた時は、まずその痛みを観察してください。 身体のどこが痛むのか、原因を推測し、姿勢や呼吸を変えたり、力を抜くことで改善しないか、極めてゆっくり、少しずつ色々試してみましょ […]

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