デキる人ほどクソジジィ・クソババァになりやすい理由
「デキる人」には共通点がある。仕事が早い、判断が的確、経験値が高い、人より多くの修羅場をくぐってきている。だから周囲から頼られるし、成果も出す。組織においては欠かせない存在になることも多い。しかし、その一方で、年齢やキャリアを重ねるほど、周囲から「扱いづらい人」「話が通じない人」、ひどい場合には陰で「クソジジィ」「クソババァ」と呼ばれてしまうケースも少なくない。能力が高いはずなのに、なぜそんな現象が起きるのか。
まず大きいのは成功体験の蓄積だ。人はうまくいったやり方を正解として保存する。合理的な脳の働きとも言えるが、成功体験が多い人ほど「自分の方法は正しい」という確信が強くなる。そして環境や時代が変わっても、その成功モデルを更新せずに使い続けてしまうことがある。本人は経験に基づいて合理的に判断しているつもりでも、周囲からは「古い」「頭が固い」と見える。このズレが摩擦を生む。
さらに、能力が高い人ほどプライドを形成しやすい。結果を出してきた自負は本来健全なものだが、それが「自分は間違えない」「自分のほうが分かっている」という前提に変わると危うくなる。若い世代や異なる価値観からの提案を受けたとき、検討する前に否定してしまう癖がつくと、周囲との心理的距離は一気に広がる。本人は効率を重視しているだけでも、周囲は尊重されていないと感じる。
もう一つ見逃せないのは、責任を背負ってきた人ほど余裕を失いやすいという点だ。デキる人は重要な役割を任され続けるため、失敗のリスクに敏感になる。その結果、新しい試みや柔軟な発想よりも、確実性や管理を優先する傾向が強まる。これ自体は組織運営として合理的だが、若い人からすると「挑戦を潰す人」「否定から入る人」に見えることがある。そして一度そういうレッテルを貼られると、何を言っても批判的に受け取られやすくなる。
また、加齢そのものの影響も無視できない。体力や認知の変化だけでなく、生活環境や人間関係の固定化も起こる。同じコミュニティ、同じ役割、同じ評価の中に長くいると、外部の価値観に触れる機会が減る。すると無意識のうちに視野が狭くなり、「最近の若い奴は」といった言葉が自然に出てしまう。それは本人に悪意があるというより、変化への適応コストを避けようとする人間の性質でもある。
さらに皮肉なのは、周囲が遠慮して指摘しなくなることだ。デキる人ほど影響力があるため、部下や後輩は率直なフィードバックを避ける。結果として自己修正の機会が減り、自覚のないまま振る舞いが硬直化していく。本人は以前と同じように振る舞っているだけなのに、周囲の時代感覚が変わることで評価が逆転する。
とはいえ、これは「能力のある人は必ず嫌われる」という話ではない。むしろ長く信頼され続ける人も確かに存在する。そういう人に共通しているのは、経験を絶対視しない姿勢と、自分を更新し続ける柔軟さだ。過去の成功を「武器」ではなく「参考資料」として扱える人は、年齢を重ねても軽やかでいられる。また、自分より若い人や異分野の人から学ぶことを当然と考えている人は、自然と尊敬を集める。
結局のところ、「クソジジィ」「クソババァ」となるかどうかは、能力そのものよりも変化との付き合い方に左右される。経験は強力な資産だが、それを握りしめたまま更新を止めると、いつの間にか足かせにもなる。デキる人ほど過去の成功に守られやすいからこそ、意識的に手放す姿勢が求められるのだと思う。年齢や実績を重ねるほど、「まだ学べる」という感覚を保てるかどうか。それが、頼れるベテランでい続けるか、煙たがられる存在になるかの分かれ目なのかもしれない。
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