情報に踊らされない
それは「何も信じないこと」でも「疑ってかかること」でもない。むしろ逆で、自分の内側に確かな基準を持ち、可能な限り検証する姿勢だ。
現代は、情報が溢れすぎている。ニュース、SNS、動画、専門家の意見、インフルエンサーの断言──そしてAI。どれもそれらしく、もっともらしい顔をして流れてくる。しかも多くの場合、それらは感情を揺さぶる形で提示される。不安、怒り、恐怖、期待。感情が動いた瞬間、人は思考を止めやすくなる。気づけば「考えた」のではなく「反応した」状態に引き込まれている。
情報に踊らされるとは、内容の真偽以前に、自分の心が外部から操作されている状態だ。誰かの言葉に腹を立て、誰かの主張に救われた気になり、誰かの断定に安心する。その一連の流れの中で、自分自身はどこにもいない。ただ刺激に応じて揺れているだけだ。
では、どうすれば踊らされなくなるのか。答えは意外と地味だ。まず「検証不能であれば保留する」ことを許すことだ。人は不確実さに耐えられず、早く結論を欲しがる。その焦りが、強い言葉や極端な意見に飛びつかせる。しかし、判断を急がないという選択は、それだけで外部からの操作を一つ断ち切る行為になる。
次に、自分の身体や生活感覚を基準に戻すことだ。実際に自分の周囲で何が起きているのか、自分の暮らしはどう変わったのか、自分の身体はどう反応しているのか。抽象的な数字や大きな物語よりも、日々の具体的な身体感覚の方が、はるかに嘘をつきにくい。情報は世界を語るが、身体は現実しか語らない。
そして、「誰が得をする情報なのか」を一度だけ考えてみる。深く掘り下げる必要はない。ただ、この情報によって安心する人、怒る人、動かされる人が誰なのかをぼんやり眺める。それだけで、情報と自分の間に少し距離が生まれる。距離があれば、踊りは始まらない。
情報に踊らされない人は、賢そうに見える人ではない。多くの場合、静かで、判断を急がず、自分のペースを守っている人だ。派手な主張はしないが、簡単には揺れない。その強さは知識量ではなく、姿勢から生まれている。
世界はこれからも、刺激的な情報を止めないだろう。だからこそ必要なのは、外の声を完全に遮断することではなく、自分の内側に戻ってこれる道を持つことだ。踊らされないとは、情報の洪水の中で、しっかりと地面に足をつけて立っていること。その姿勢、バランス感覚そのものが、最も確かな防御になるだろう。
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