格闘技

制心術
往なし受け

制心術の奥義は「往なし受け」である。 これは突きであろうと蹴りであろうと、柔らかくその勢いを腕または脚で相殺してしまう受けだ。 柔らかくても「気」が四肢に漲っていなければ、攻撃を往なす事は出来ず、また固い受けでは衝撃をま […]

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制心術
六合身法

全身を調和、安定させ、軽快で滑らかに動く。 手足は自由自在に独立して動いているようで、全体としては統一感のある動き。 これが六合身法である。 六合身法は柔らかく曲線的だが、海老のような瞬間的に敏速な動きも含み、無限に変化 […]

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制心術
眼と手の使い方

眼は広くぼんやりと、全体を同時に把握できるようにして観なければならない。 狭い範囲でしか見ていないと、狙いが読まれるし、裏をかかれてしまい、フェイントにかかりやすくなる。 なので、普段の練習時から、この眼の使い方を常に意 […]

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制心術
站樁(タントウ)こそ基礎にして奥義

武術気功では站樁(タントウ:立禅)を重視する。 なぜなら、站樁功こそ最もシンプルかつ効果が大きい(その割に危険の少ない)練功法だからだ。 養生、健康法としてだけであれば、站樁だけでも充分効果が得られる。 ただ、站樁は人に […]

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制心術
長所を活かす

武術においては「速さ」「正確性」が最重要である。 しかし身体が大きな者は筋力や体重を活かすのも良い。 学び始めは自分の気質、体格、経験、能力などに応じて、最短での上達を目指すのがオススメだ。 体格を大柄と小柄に分けた場合 […]

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制心術
気を読み取る(聴勁)

聴勁(ちょうけい)というのは、相手の「気」を読み取り、動きを一早く読んで対処する技術である。 聴勁は正しい推手を繰り返すことで修得できる。 逆にいえば、聴勁を修得できるのが正しい推手なのである。 つまり全く圧をかけない推 […]

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制心術
守破離のタイミング

稽古事では「守・破・離」の段階についてよく言われるが、それぞれの期間はどれくらいだろうか。 まず「守」は、黒帯を取るまで、1〜3年程度が目安だと思う。 次に「破」は、その黒帯の実力で、外部と交流してみてどこまで通用するか […]

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制心術
姿勢と動き

武術では「姿勢と動きが美しい」ことが大成の条件と言われている。 「姿勢と動きを正す」ことが、上達のコツだ。 なぜ、姿勢を正すと上達するのか。 理由は、姿勢を正すことで無駄な力が抜け、動きも柔らかく自然で無駄のないものにな […]

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制心術
武術における攻防の要点

ボクシングの格言に「左を制する者は世界を制す」というものがある。 これは打撃系においてのリード(前手)の攻防の重要性を物語っている。 武術においても同様で、まずはリードの攻撃をしっかりガードできるようにならなければ組手は […]

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制心術
武術と格闘スポーツの違い

格闘スポーツにおいては、多少打たれても気合で耐えてそれ以上に打ち返し、打ち勝てという考えがある。 しかし武術においては、まず身体の中心部には触れられてもいけない。 なぜなら武術においてはノールールが前提であり、相手がどん […]

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