2023-03-02
道家武術の鍛練法は一見意味が分かりにくい。 その方法では、強くなるのに時間がかかるように思われがちだ。 いや、実戦で示して見せなければ、強くなれるということを信じられない人の方が多いかもしれない。 しかし、道家武術(心意 […]
2023-03-01
武術気功を実戦で使うには、まず電光石火の速さが必要である。 究極の俊敏性を得るには、站樁(立禅)などの静功に取り組み、放鬆(ファンソン=リラックス)と発勁(発気)の切り替えを極限の短時間(刹那)でできるようになる必要があ […]
2023-02-26
武術瞑想においては、上達するためにも、護身術として実際に使う時にも「観察力」が重要となる。 まず技術を上達させるには、観る、細かく観察して「本物」の「良」もしくは自分の「不良点」などを見極めなければならない。 そのために […]
2023-02-25
『いいかね。教師はあの築山のてっぺんが最終の目標のごとく教えるだろうし、学生もそう思うだろう。でも実は、勉学も生きることも、いかに早くてっぺんに登るかなんてどうでもいいことさ』 『いろんなところから登って、滑り落ちるのも […]
2023-02-19
武術瞑想は簡単に始められる分、やめてしまいやすく、続けるには創意工夫が要る。 最終的な目標は自分の心の制御であり、この達成度合を客観的に確認するには、体術の修得、つまり対人稽古の精度を観るのが最適だ。 推手や組手には相手 […]
2023-02-18
一般的に、格闘において筋力や柔軟性は高ければ高いほど、強くなると考えられている。 しかし筋肉はつけ過ぎると可動域が狭まるし、瞬間的な変化を要する動きが遅くなる。 武術において、これらは致命的な欠点となってしまう。 また相 […]
2023-02-14
「気」を養うのはかんたんである。 暮らしを今より少し丁寧に、健康的にすれば善いだけだからだ。 それは植物を育てるようなものであり、手をかけ過ぎても、かけなさ過ぎてもよろしくない。 適切な環境、適切な条件の下では、自然と育 […]
2023-02-13
制心訓練法はいつでもどこでも、誰でも、一人ででも複数人ででも、取り組むことができる。 道具はあれば便利な物もあるが、何も使わなくても問題はない。 ゆえにお金もほとんど要らない。 指導を受ける際の謝礼くらいのものであり、指 […]
2023-02-12
武運長久の秘訣は「慎重」「熟慮」「謙虚」「無執着」などが挙げられる。危険な技を学ぶ武術において、慎重さの欠如は命取りとなりかねない。 また常に創意工夫を凝らしての試行錯誤も必要なので、しっかり論理的に考える力も必須である […]
2023-02-10
制心術で心身を鍛えて倒すべき敵は、実は外界には存在しない。 本当の敵は己の内にある。 即ちそれは己の弱さ、エゴ、悪徳などなのだ。 これらに負けないよう戦うために、制心術は存在する。 心に一切の弱さを持たない人間は、武術で […]