制心術

制心術
幻なのは心か、心以外か

我々はしばしば「この世界は幻だ」「すべては心が作り出している」といった言葉に惹かれる。苦しみの正体を見抜き、執着から自由になるための知恵として、それらは確かに力を持つ。しかし、その言葉を鵜呑みにした瞬間、思考は危うい方向 […]

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養生の重要性

本当の強さを得るためには「養生」が欠かせない。この言葉は、どこか年配者向けの健康法のように受け取られがちだが、本来はもっと広く、もっと深い意味を持っている。養生とは、病気になってから対処するための技術ではなく、そもそも壊 […]

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制心術
はやさと正確性を追求し続ける

はやく動ける人間は強い。しかし、はやいだけの動きはすぐに限界が来る。正確性を欠いた速さは、焦りにも似た粗雑なエネルギーであり、長く続けるほど自分の身体と心を摩耗させてしまう。反対に、正確さだけを求めて動きが遅くなると、今 […]

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観察力の鍛え方

目の前の出来事を正しく捉えられないのは、見えていないからではなく、観ようとしていないからだ。観察力を鍛えるとは、ただ見続けることではなく、世界をありのままに捉えるための訓練である。人は忙しいと、物事の「輪郭」だけを急いで […]

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制心術
身体を鍛えるなら足腰体幹から

「腕を太くしたい」「腹筋を割りたい」「胸板を厚くしたい」──多くの人が、目に見える部分から鍛えようとする。だが、本当に身体を強くしたいなら、最初に手をつけるべきは腕でも腹でもない。足腰と体幹である。 人間の身体は、地面と […]

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制心術
武術に試合は要らないが自由組手は要る

武術に「試合」は要らない。しかし「自由組手」は必要だ。これは矛盾した主張のように聞こえるかもしれないが、武術の本質を考えれば、極めて自然な結論である。 試合とは、勝敗を明確に決めるためにルールが整備された場である。安全性 […]

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制心術
「こころの不調で年7兆円経済損失」by日経新聞

日本経済新聞が報じた「年間7兆円」という損失は、決して大げさな数字ではない。欠勤や休職、プレゼンティーズム(出勤していても本来のパフォーマンスが発揮できない状態)、離職、生産性低下、それらが静かに積み重なった結果が、この […]

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急所攻撃を完封するための稽古

身体に一本、見えない中枢の柱が通っている──そう感じたことはあるだろうか。武術を学ぶ者だけでなく、日常で人と向き合い、判断し、動き続けるすべての人にとって、この「中枢を守る」という感覚は、本来は誰もが持っている生命の知恵 […]

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制心術
気と身体が資本

気と身体こそ、人生を支える究極の「資本」だ。お金や地位や肩書きは、状況が変わればいくらでも揺らぐ。 だが、自分の内側に備わったエネルギーと、それを受け止める身体の状態は、日々の生き方そのものが作り上げる基盤であり、簡単に […]

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制心術
武術と格闘スポーツは真逆

武術の基本は、格闘スポーツにおける反則攻撃──急所攻撃を完封することにある。一見すると過激に思えるかもしれないが、これは本来の武術が「生きるか死ぬか」を前提にしていたことを考えれば当たり前の話だ。格闘スポーツでそんなこと […]

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