気と全身を一体化する(動画有り)
それは単なる呼吸法でも、特定の姿勢を取ることでもない。身体のすべての部分が互いに連携し、意識と肉体が分離することなく、一つの統合されたシステムとして機能する状態を指す。
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多くの人は日常生活において、身体をバラバラのパーツの寄せ集めとして扱っている。歩くときは脚だけを動かし、物を持つときは腕だけに意識を向け、考え事をするときは頭だけが働いているかのように感じているようだ。しかし東洋の身体技法が何千年もかけて探求してきたのは、こうした分断された身体の使い方ではなく、全身が呼吸や動きとともに統合され、気というエネルギーが滞りなく流れる状態である。
気と全身を一体化させるための第一歩は、自分の身体が本当はどのように動いているのかを観察することだ。多くの場合、我々は自分が思っているように身体を使っているわけではない。肩に力が入っていることに気づかず、呼吸が浅くなっていることを自覚せず、重心が偏っていることを感じ取れないまま日々を過ごしている。まずは立った状態で、足の裏から頭の頂まで、自分の身体がどのような状態にあるのかを丁寧に感じ取ってみよう。
呼吸は気と身体を結びつける最も重要な橋渡しとなる。意識的な呼吸を通じて、自律神経系に直接働きかけることができる数少ない手段といえる。ただし、ここで言う呼吸とは、単に深く吸って深く吐くという表面的な動作ではない。息を吸うときに身体のどの部分が広がり、吐くときにどこが緩むのか、その微細な変化を全身で感じ取りながら呼吸することが大切だ。
丹田と呼ばれる下腹部の中心は、気を蓄え、そこから全身へと気を巡らせる要となる場所といわれる。現代人の多くは意識が頭部に集中しすぎており、身体の中心が上方に偏っている。丹田に意識を沈めるというのは、単にお腹に力を入れることではない。自分の存在の重心を身体の中心深くに置くという感覚だ。この感覚が育ってくると、身体全体が一つの中心から動き出すようになり、部分的な動きが全体と調和するようになる。
日常の動作すべてが、気と全身を一体化させる訓練の場になる。歩くときも、座るときも、物を持ち上げるときも、その動作が全身の協調によって生まれているかどうかを感じ取ることができる。腕だけで物を持ち上げるのではなく、脚から腰、背中、肩、腕へと連なる一つの運動連鎖として動作が生まれるとき、そこには無理な力みがなく、気が自然に流れている。
静止している状態においても、気と全身の一体化は実践できる。座禅や立禅といった静的な訓練は、動きを止めることで逆に身体の内側で起こっている微細な変化に意識を向けやすくする。完全に静止しているように見えても、呼吸や血流などとともに身体は微かに動き続けており、その動きの中に気の流れを感じ取ることができる。
継続的な実践の中で、ある瞬間、身体のすべての部分に気が流れている感覚が訪れることがある。それは特別な神秘体験ではなく、むしろ本来あるべき自然な状態への回帰といえる。その状態では、考えてから動くのではなく、身体全体が一つの知性として状況に対応する。武術の達人が見せる自然で無駄のない動き、優れた職人の洗練された所作は、こうした気と全身の一体化が高度に実現された姿といえるだろう。
気と全身を一体化させるという探求は、一生をかけて深めていくことのできる道だ。それは特別な才能を持った人だけに開かれた秘密の技法ではない。自分の身体と真摯に向き合い、日々の実践を積み重ねる者すべてに開かれた道なのである。
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