万博失敗する言うてた人は謝った方がいい
ssakamoto大阪・関西万博が大盛況のうちに閉幕した。開催期間中、会場には連日多くの来場者が詰めかけた。開催前には「失敗する」「誰も来ない」「税金の無駄遣い」といった批判的な声が絶えなかったが、蓋を開けてみれば想定を上回る集客に成功し、パビリオンの前には長蛇の列ができていた。この状況を目の当たりにして、当初から万博を批判していた人々は、率直に自らの見立ての誤りを認めるべきではないだろうか。
確かに建設費の高騰や開催準備の遅れなど、運営面での課題は存在した。しかし実際に開催されてみると、国内外から多くの人々が訪れ、各国のパビリオンや展示に高い関心が寄せられたのだ。SNSでは来場者による好意的な投稿が相次ぎ、「思っていたより面白かった」「来てよかった」という声が数多く聞かれる。こうした現実を前にしても、なお「失敗だ」と主張し続けるのは、もはや事実を直視しない頑なな姿勢と言わざるを得ない。
特に理解に苦しむのは、万博が黒字を出したとしても「それでも失敗だ」と主張する論調である。イベントの成否を測る最も客観的な指標の一つが収支であり、当初の目標来場者数を達成し、経済的にもプラスの結果を出しているのであれば、それは成功と評価するのが妥当だろう。にもかかわらず「黒字でも失敗」と言い張るのは、もはや論理的な批判ではなく、単に自分の当初の予測が外れたことを認めたくないための強弁に過ぎない。
批判すること自体は民主主義社会において重要な行為である。しかし批判が外れた時には、それを素直に認める誠実さも同様に重要だ。「万博は失敗する」と断言していた評論家やメディア、SNSのインフルエンサーたちは、自らの予測が誤っていたことを認め、謝罪とまではいかなくとも、少なくとも見解の修正を示すべきではないか。そうでなければ、今後彼らが何を語ろうとも、その言葉の信頼性は大きく損なわれることになるだろう。
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