2023-11-30
道家武術は不思議な、ある種神秘的な武術である。 これをマスターし、指導するのは難しいだろうか。 私の個人的見解では、合気系武術よりは簡単ではないかと思う。 合気は一人稽古での上達が難しく、修得までの明確な道筋が示されてい […]
2023-11-29
多くの人は站樁(タントウ:立禅)を苦痛と感じるようだ。 しかし実は站樁は非常に心地良く、気持ちの良い行法である。 苦痛と感じる人は真面目に頑張り過ぎている可能性が高い。 站樁を続けるためには、ある程度真面目さ、情熱、真剣 […]
2023-11-28
道家思想が生まれた時代と現代とでは、変わっていないこともあれば、激しく変わったこともある。 前者は、人間の本質、天地自然の理などであり、後者は沢山あるが、テクノロジーの進化と、それによる社会の有り様の変化が最も大きいであ […]
2023-11-27
武術においては「速さ」「正確性」が最重要である。 しかし身体が大きな者は筋力や体重を活かすのも良い。 学び始めは自分の気質、体格、経験、能力などに応じて、最短での上達を目指すのがオススメだ。 体格を大柄と小柄に分けた場合 […]
2023-11-26
制心訓練法は文字通り心を制御することが目的だ。 瞬間的な対応の訓練としては自由組手において平常心を保つなどがある。 そして長期的な心の制御訓練としては毎日30分の站樁(タントウ:立禅)を3年間続けるなど、自分にとって望ま […]
2023-11-25
道家武術の站樁(タントウ:立禅)は身体能力開発法としても非常に優れているが、瞑想の初歩としても適している。 なぜなら站樁は比較的危険性が低く、効果を体感しやすい行法であるからだ。 また座禅やヨーガのアーサナと比べて取り組 […]
2023-11-24
目の前の相手が手に刃物を持っていて襲ってくるかもしれなかったら、どうすればいいだろうか? まず無事逃げ切ることを考えなければならないが、それは最初に気付いた時点での距離、間合いによる。 一足一刀の間合いの中にいる場合、背 […]
2023-11-23
聴勁(ちょうけい)というのは、相手の「気」を読み取り、動きを一早く読んで対処する技術である。 聴勁は正しい推手を繰り返すことで修得できる。 逆にいえば、聴勁を修得できるのが正しい推手なのである。 つまり全く圧をかけない推 […]
2023-11-22
制心訓練法、制心術は自らの心を制することも目的とするのでヨーガとも重なる要素をもつ。 ヨーガの禁戒(ヤマ)の一つ「アヒンサー」は「自他に無用の苦痛を与えない」という解釈で採り入れている。 すなわち、無用に自分の身体を痛め […]
2023-11-21
武術気功のメリットの一つに健康増進効果が挙げられる。 まず、站樁(タントウ:立禅)で姿勢が良くなり、足腰体幹が鍛えられる。 一度站樁をマスターすれば、日常動作の全てが鍛錬となるので、普通の筋トレなどと違い、やらなくなって […]