間を得る者が勝負を制す
間(ま)を得る者が勝負を制する。
逆に、間の悪い者が勝つことはない。
間とは時間・タイミングであり、空間・距離でもある。
つまり「間」とは時空のことなのだ。
人間とは人と「間」であり、間を得るとはタイミングと距離(間合い)を最適化できるということである。
ゆえに「間に合わない」というのはチャンスを逃してしまうということなのだ。
武術とは結局、この「間」を瞬間的に読み取るための訓練であるといえる。
間を読み対応するには、正しい絶対訓練と相対訓練が欠かせないのであり、その試行錯誤の過程に価値がある。
たとえば立ち方や構え、動きなどが間違っていると、初動が遅れて間に合わない。
無駄な力が入っていても同様である。
これらは頭で考えたり、文章を読んだり写真や動画を観るなどだけでは決して身につかないスキルなのだ。
ゆえに武術気功は人間が滅びない限り未来永劫価値が失われないのである。
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