気功偏差(気功の悪い副作用)を防ぐ方法
站樁(立禅)は実戦武術トレーニングであると同時に、気功でもある。
気功は人間の肉体と精神に作用する霊的修行の一つだが、薬と同じく、作用があれば副作用もある。
気功における副作用を「偏差」と呼ぶ。
「魔境に入る」などと言われることもある。
鬱病になってしまったり、精神を病んでしまったりというケースがあるようだ。
私が知る限りでも、数件ほど偏差が疑われる事案があった。
站樁(タントウ)は本来、比較的安全かつ効果の大きな行法ではある。
しかしきちんとした指導の下ではなかったり、精神的に不安定で弱っている時に行うと、ネガティブな感情、思考、想念などが増幅されてしまう恐れがある。
姿勢についての指導が不正確であれば、身体的な故障の恐れもある。
ゆえに、站樁を実践するのであれば、最初はきちんとした指導者に従って行う方が無難だろう。
一人で実践する際は、以前推奨した環境で気分良く行うのが偏差の予防となる。
以前テレビを観ながらでも良いと書いたが、スクリーンを観るのであれば、できれば武術の達人の動画や大自然の風景などが良い。
ネガティブな情報が多いためニュース番組はオススメできない。
ドラマやアニメ、映画なども、鬱展開のものは避けた方が良いだろう。
気分が悪い時や乗らない時は、無理に立とうとしない方が良い。
常に自分の気分を観察して良い気分の時に站樁をするようにし、站樁をすれば気分が良くなるようになればしめたものである。
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