制心道

制心術
訓練における実戦性と安全性

武術の訓練においては、実戦性と安全性の両立が重視される。 実戦性に偏ると入門者や初級者が訓練に取り組むのが難しくなり、危険が伴う。 安全性に偏ると護身の現場で役立つものではなくなり、武術の本質から離れてしまう。 例えば、 […]

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制心術
往なし受け

制心術の奥義は「往なし受け」である。 これは突きであろうと蹴りであろうと、柔らかくその勢いを腕または脚で相殺してしまう受けだ。 柔らかくても「気」が四肢に漲っていなければ、攻撃を往なす事は出来ず、また固い受けでは衝撃をま […]

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制心術
眼と手の使い方

眼は広くぼんやりと、全体を同時に把握できるようにして観なければならない。 狭い範囲でしか見ていないと、狙いが読まれるし、裏をかかれてしまい、フェイントにかかりやすくなる。 なので、普段の練習時から、この眼の使い方を常に意 […]

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制心術
天災と同様人災にも備える

日本は古来より地震や台風などといった天災被害に数多く遭ってきた。 なので防災意識は他国の人々より高いのではないだろうか。 しかし一方、現代日本においては暴力という人災に対しての備えが足りないのではないかと感じる。 もちろ […]

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制心術
テクノロジーと道(タオ)

道家思想が生まれた時代と現代とでは、変わっていないこともあれば、激しく変わったこともある。 前者は、人間の本質、天地自然の理などであり、後者は沢山あるが、テクノロジーの進化と、それによる社会の有り様の変化が最も大きいであ […]

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制心術
「気」を読み取る(聴勁)

聴勁(ちょうけい)というのは、相手の「気」を読み取り、動きを一早く読んで対処する技術である。 聴勁は正しい推手を繰り返すことで修得できる。 逆にいえば、聴勁を修得できるのが正しい推手なのである。 つまり全く圧をかけない推 […]

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制心術
武術瞑想の健康増進効果

武術瞑想のメリットの一つに健康増進効果が挙げられる。 まず、站樁(タントウ:立禅)で姿勢が良くなり、足腰体幹が鍛えられる。 一度站樁をマスターすれば、日常動作の全てが鍛錬となるので、普通の筋トレなどと違い、やらなくなって […]

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制心術
自己を知るために

「私」とは何だろうか。 「私」とは肉体ではない。 「私」とは精神、心…でもない。 心身の変化、その他全てを感知し続けている存在こそ、真の「私」である。 心は退屈を嫌い、動き回り、止まることを知らない。 そんな心を完全に制 […]

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制心術
心の四階層

インド哲学において、心には4つの層があるとされている。 最も深い層に、潜在意識(チッタ)があり、これが記憶の倉庫となる。 全ての経験はこの層に入力され、その人が経験する現象はこの層から創られるとされる。 次に自我(アハン […]

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制心術
幸せな人生とは

人は誰でもいずれ死ぬ。 であれば、どのような最期を望むか具体的に想像し、そこから逆算的に生き方を決めていくのは有意義だろう。 もちろん希望通りの死を迎えられない可能性もある。 しかしこれをしないよりは、死の瞬間の後悔や不 […]

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