制心道

制心術
聴勁(チョウケイ):気を読み取る

聴勁(チョウケイ)というのは、相手の「気」を読み取り、動きを一早く読んで対処する技術だ。 聴勁は正しい推手を繰り返すことで修得できる。 逆にいえば、聴勁を修得できるのが正しい推手といえる。 つまり全く圧をかけない推手は意 […]

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制心術
危険を察知する感覚を磨く

護身において最も大切なことは、一早く危険を察知する鋭敏な感覚をもっていることだ。 では、どうすれば感覚を鋭く磨くことができるか? それが武術の鍛練を積む意味といえる。 現代日本は比較的治安も良く、暴力犯罪に巻き込まれる確 […]

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制心術
デジタル依存を減らす

制心訓練法は自分の身ーつででき、立つこと、歩く一歩ー歩といった基本的な日常動作の全てを訓練とすることができる。 ゆえに、スマホやデジタル機器をいじる時間を減らすことに役立つ。 現代社会においてテクノロジーを遠ざけるのは至 […]

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制心術
速さと正確性

制心術を使うには、まず速さが必要だ。 速さを得るには、正中不動制心(站樁:タントウ)に取り組み、放鬆(ホウショウ:リラックス)と発勁(ハッケイ:発気)を極々短い時間で切り替える訓練を繰り返す。 フィジカルで劣る弱者が相手 […]

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制心術
観察の重要性

武術瞑想においては、上達するためにも護身の現場で実際に使う際にも「観察すること」が重要だ。 まず技術を上達させるには、観る、細かく観察して「良」と「不良」を見極める力が必要となる。 観る力をつけるには、まずはとにかく長時 […]

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制心術
無用の苦痛を避ける

制心道は自らの心を制することも目的とするので、ヨーガ(ヨガ)とも重なる要素をもつ。 ヨーガの禁戒(ヤマ)の一つ「アヒンサー」は「自他に無用の苦痛を与えない」という解釈で採り入れている。 すなわち、無用に自分の身体を痛めつ […]

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制心術
相対制心(推手)

相対制心(推手)とは互いの手首を接した状態から始める打撃の攻防練習であり、近接でのいわば約束組手だ。 手首は接したまま円を描くように、一定の規則に従った動き(攻防)を繰り返す。 この訓練の目的は勝負ではなく、攻防一致の形 […]

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制心術
腕の剛柔

制心道における防御の腕には、張りで弾くようにそらすものと、柔らかく吸い着くように制御し、いなすものがある。 前者は站樁(タントウ:立禅)を続けて腕の構えに張りが出れば初級者にも使える、比較的難易度が低い技だ。 しかし単純 […]

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制心術
相対制心

制心道には套路(トウロ)や型のような、定まった動きの稽古はない。 攻防の形は推手や約束/自由組手の中で、無理無駄なく自然に身についたものが、その人に合う独自の動きとなる。 もちろんそのためには各人が絶対制心を日々行い、姿 […]

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制心術
武術を楽しむには

制心術は、究極の対打撃防御術だ。 相手のいかなる打撃も、一触で無効化するのが「制心をかける」という技術といえる。 そしてこれが可能となれば、易々と相手に近づくことができ、必要であれば急所に攻撃を加えることができる。 これ […]

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