2024-05-21
組手や立合いにおいて重要なことは、無駄な動きをしないことだ。 無駄な動きとは、攻防一致ではなく、また六合のバランスがとれていない動きをいう。 たとえば、大袈裟なフェイント、跳ねるような上下動など徒に体力を消耗し、隙を作り […]
2024-05-19
「気」は在ると信じれば存る。 無いと思えば無い。 「気」は「信じる心(気持ち)」を以ってその威力を発揮するからだ。 では「信じる」とはどういう行為、いや心の動き、状能であるか? それは一度心に決めたことに対して、何があっ […]
2024-05-17
グローブ競技と違い、武術には中間距離で打ち合うということがあり得ない。 なぜなら素手防具なしの状態では、軽くとも一発急所に当たれば、それが決定打となるからだ。 ゆえに武術では連打(ラッシュ)を練習することはないが、連打を […]
2024-05-16
実戦的な対打撃防御においては、両手(と前足)で緩衝空間を作ることが不可欠だ。 打撃に対して防御をぶつけにいったり、ブロックガードなどでは、素手防具なしノールール(顔面、目突き、金的あり)の実戦には対応できない。 防御を完 […]
2024-05-15
道場を選ぶのには時間をかけた方がよい。 自分の最終的な目標が何か、どのような状態なのかを明確にし、それを実現、具現化している、かつそこへ導く能力をもった人がいるところを探すべきだ。 つまり道場を選ぶとは、結局自分の望みを […]
2024-05-14
結論から言えば、護身武術としての制心術には、筋トレはほぼ必要ない。 道家武術の基礎をしっかり実践すれば、自然に必要な筋肉はつくし、日常動作が全て鍛錬となり、更に練り上げられた肉体が自然に出来あがってくる。 筋トレをすると […]
2024-05-13
中国武術に興味がある人は「勁(ケイ)」を神秘的なパワーと捉えられている。 だが実際はそれほどオカルティックな代物ではない。 「巠」という漢字は垂直を表すそうで、ここにヒントがある。 垂直+カ=勁である。 つまり最も合理的 […]
2024-05-10
パンチ動作における素人と経験者の差は、まずテイクバック(パンチ前の引き、タメ、予備動作)があるかないかといえる。 フィジカルが同レベルであれば、テイクバックがあった方が威力は出る。 しかし、テイクバックは致命的な遅れをも […]
2024-05-08
制心術の元となる道家武術においては、蹴り技は特にない。 だが空手との交流などから使わないことはない、という程度の扱いであった。 私も昔は実戦において蹴り抜は不要であると考えていた。 しかし今は、いくつかの蹴りは組手や護身 […]
2024-05-01
身長が平均以上ある男性なら、筋肉をつけるだけで「強そう」に見える。 強そうな外見は暴力の抑止力になるので、そのような護身もアリだろう。 しかし小柄な男性は筋肉を限界まで肥大化させても、身長の高い人よりはナメられやすいので […]