しょうもない言説は道端のウ◯コみたいなもの

2025-11-09 2025-11-09

ssakamoto

世の中には、耳障りのいい言葉や、わかったようで何もわかっていない言説があふれている。SNSを開けば、誰もが「正義」や「真理」を語り、上から目線で他人を批判し、あるいは「深いことを言った気分」に浸っている。だが、その多くは中身のない響きだけのものだ。まるで道端に転がるウ◯コのように臭くて、近づけば嫌な気分になるだけの代物すらある。

誰もが自由に発言できる時代になったのは良いことだ。しかし、それは同時に「発言の責任」が希薄になった時代でもある。自分の言葉が誰かにどう影響するかを考えず、ただ思いついたことを垂れ流す。あるいは過激さや挑発で気を引こうとする。そうした言葉は、空気を汚し、人の思考を鈍らせ、心の感受性を鈍化させる。部屋の中が臭気で満ちているようなもので、人は悪臭にも簡単に慣れてしまう。

問題は、そのウ◯コを拾って分析したり、わざわざ匂いを嗅ぎにいく人が多いことだ。無視すればいいのに、「なぜこんな発言をしたのか」「この人は何を考えているのか」と真面目に相手をしてしまう。だが、汚物に真剣に向き合ったところで、得られるものはない。それよりも、静かに避けて、自分の道を清める方がずっと賢明だ。

本当に価値のある言葉は、耳に優しいとは限らない。だが、心に響く重みと、実践に結びつく力を持っている。それは軽薄なウ◯コ言説とはまったく違う。前者は人を育て、後者は人を腐らせる。我々は、何を聞き、何を信じ、何を発するかで、自らの世界を作っている。

だからこそ、自分の言葉を放つ前に一瞬でも考えたい。これは光をもたらす言葉か、それとも臭いだけの言葉か。道を歩くときに足元を気にするように、情報の世界でも、言葉の地雷や汚物を避けながら歩く知恵が必要だ。世の中の空気をきれいにするのは、結局、ひとりひとりの言葉の選び方といえる。

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