嘘を見抜く方法
この世は嘘で出来ている──
「嘘を見抜く方法」と聞くと、特別な心理テクニックや相手の仕草を読む技術のようなものを想像する人が多い。しかし実際には、嘘を見抜く力とは観察力や知識の問題だけではない。実は、自分自身の心の状態とも深く関係している。むしろ多くの場合、人は嘘そのものに騙されるというより、「信じたい気持ち」や「恐れたくない気持ち」によって現実を歪めて受け取ってしまうことが多い。
嘘を見抜く第一歩は、情報よりもまず自分の反応を見ることだ。強く安心させてくれる話、逆に強く不安を煽る話、やけに痛快で溜飲が下がる話ほど、一歩引いて見たほうがいい。人は感情が揺れた瞬間に判断力が落ちる。怒り、恐怖、期待、優越感といった感情は、思考をショートカットさせる強力な装置だからだ。情報を受け取ったとき、自分の感情が大きく動いたなら、それだけで「いったん保留すべき情報」だと考えていい。
また、嘘は必ずしも完全な虚構とは限らない。むしろ事実の一部だけを切り取り、都合よく並べ替えることで、もっともらしい物語が作られることが多い。このタイプの嘘は見抜きにくい。なぜなら、断片的には正しいからだ。だからこそ、一つの情報だけで判断せず、時間をかけて複数の視点に触れる姿勢が重要になる。焦って結論を出そうとすると、情報ではなくストーリーに飲み込まれる。
さらに、発信者の立場や利害を見ることも有効だ。ただしこれは「この人は信用できるか」という単純な話ではない。どんな人でも立場によって見える世界は偏る。専門家であっても、組織に属していれば組織の論理から完全に自由ではいられないし、個人であっても承認欲求や信念によって視野が狭くなることはある。相手を疑うというより、「人間は誰でも偏る」という前提に立つほうが、結果として冷静に情報を扱える。
もう一つ大切なのは、白黒を急がないことだ。現実の多くはグラデーションでできている。だが人はわかりやすさを求めて極端な結論に飛びつきやすい。「完全に正しい」「完全に間違っている」という言葉が頻繁に使われているときは、とくに注意が必要だ。嘘を見抜くというより、単純化の誘惑に乗らない姿勢が重要になる。
そして最終的にいちばん効くのは、日頃から現実を丁寧に観察する習慣だ。身体感覚でも人間関係でも社会の動きでも、自分で体験し、自分の言葉で理解しようとする人は、極端な情報に振り回されにくい。逆に、体験より言葉が先に来る生活をしていると、もっともらしい説明に簡単に引き寄せられる。現実への接地感覚が、最大のリスクヘッジになる。
嘘を完全に見抜ける人はいないし、それを目指す必要もない。大切なのは、騙されないこと以上に、騙されたときに修正できるしなやかさだと思う。人は誰でも思い込みを持つし、情報環境はますます複雑になっている。だからこそ、自分の認識を固定せず、違和感を大事にする。いつでもアップデートできる姿勢を保つ。その積み重ねこそが、結果として嘘に強い生き方につながっていくのだと思う。
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