考えろ、感じろ
武術気功においては思考より感覚を優先させた方が良い場合が多い。
しかし静功(身体を動かさない訓練)においては特に、イメージを使いつつ熟考することも重要である。
動功においてゆっくり動くのは、じっくり考えながら感覚を確認しつつ理想へ近づけるのがその本質だからだ。
そしてそこから得た仮説、ロジックを検証するためには自由組手が欠かせず、組手中に思考してはならない。
だが正しく考える能力こそ真技に至るために必要であり、速い動きや実戦だけでは早晩限界が来る。
中国武術で高級とされるのは道教(太極学)と仏教が背景となっているものだけであることからも分かるように、力を借りる元である大自然や気、身体への洞察力が問われるのである。
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