「本当の自分」とは何か

自衛瞑想(制心道)の肝は「本当の自分」を識ることにある。

では「本当の自分」とは一体何だろうか?

この顔、身体…物質としての肉体の形状、状態をもって「これが私だ」とするのか。

否、もしある日突然顔も身体も全く違う姿になったとしても、あなたには「自分自身はここにある」という感覚は残るはずだ。

つまり肉体は本当の自分ではない。

では「自分自身が在る」と感じることを可能とする精神、心こそ本当の自分なのか。

これは表層的にはそのように感じられるが、実はそうではない。

心は絶えず動き変化しているが、その変化を感知し続けている何ものかが在り、その何ものかがあるから我々は自らの心を観察できる。

つまり心を観察する時、自らの心は客体であり、永遠不変の純粋意識が主体として全てを感知しているのだ。

心で心を観察することは不可能だが、心を落ち着けて肉体を観察することで、心の状態を純粋意識に近づけることは出来る。

たとえば「私は怒り狂って我を忘れている」という言葉は矛盾を孕んでいる。

怒り狂っている心と自己が同一化すれば、その状態を観察することも、言及することも出来ないからだ。

肉体や精神との自己同一視を止めた時、本当の自分、純粋意識の存在を垣間見ることが出来る。

そして全ての霊的修行は、自らをこの純粋意識へと近づけるためのプロセスなのである。

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